あー…寒い!



掛けてたはずの布団が
いつのまにか、下に落ちてた。



俺は、眠い目をこすりながら
布団を手にとり
再び眠りに…



あ、今日あれだ。

椿に誘われた日じゃん。



時計を見ると

待ち合わせ、1時間前。


ちょーどいいか。


これで寝たら
俺、起きれねーだろうし。


さすがに遅刻は
ありえねーからなぁ…。


俺は体を起こして

横にあったタバコに

手を伸ばし、火をつけた。