あの時、見た夢と一緒。



座りながら

ギター片手に、歌を口ずさむ



彼が、あたしの目の前に居た。




「あれ?昨日の…」




彼はあたしに気づいて


手を止め、キョトンとしつつも


微笑んだ。




「あ、こんばんわっ。」


「こんばんわ。ってかびっくりしたー。


まさか昨日の今日でまた会うとは。


ってか、なんでそんなに息切れてるの?笑」




思わず、階段で駆け上がったせいか


あたしは息を切らしていた。