「…………ぃ…。おい!」

「…っえ?何?」
いけない、いけない。
自分の世界に入り込んでいて彼らの話をほとんど聞いてなかった…。

ちなみにここは鬼王の倉庫で幹部以上が入れる部屋で駄弁っているのだ…。


「澪さん、ちゃんと聞いてて下さいよ。
自分の世界に入るなら家に帰ってからにしてくれませんか?」

「……っごめんなさい」


「まぁまぁ、良いじゃん!
でさ、澪は明日の予定なんかある?」

「…えっと……ごめん。
明日はちょっと用事があって無理かな……」

「そっかー」


本当は明日は用事なんてない。
でも、私が答えようとした時皆の顔が引きつってたり愛想笑いをしていたんだ。


ねぇ、そんなに私の事嫌い?って言ってしまいそうになったがその言葉を飲み込んだ。