「祐樹に紹介されたけど、私は上条 澪って言うんだ。よろしくね、茉莉ちゃん」

「よろしくね!」



中島さんは祐樹の彼女が私って聞いた時、顔を少し曇らせた気がした。
中島さんは直ぐに鬼王のみんなと馴染めていた事に少し驚いた。

鬼王と私の関係は"姫"と言う地位で祐樹の彼女ってだけで深く関わりはない。



これから中島さんは鬼王と深く関わりを持つかもしれない。

私の時とは違いみんな楽しそうに笑ってるように思う。私の時は愛想笑いされたり話を流されたりするのにな……。