転校生とはどんな人間だろうか。
仲良く出来るか少し不安だ。
「じゃ、静かになった所でみんなお待ちかねの転校生を紹介する。
じゃ、入って来い!」
と、森口先生が言い終えた後ガラッと音を立ててドアが開いた。
そして、入って来たのは女の子。
その女の子の第一印象はザ・お姫様って感じだった。髪の毛は少しウェーブがかかっており、目は人形みたいにでかくクリッとしていた。
容姿では、私は彼女に負けている。
私はあんなに可愛い人間ではない。
彼女がもし鬼王に興味を持ち祐樹達も彼女に興味を持ったならば、私の居場所が危うくなる。
それだけは避けたいと思ったのが本音。