そう言い捨てると軽快な足取りで屋上に向かってる。 少し周りを見渡しただけでもあたしを見てコソコソと何かを話してる… えーもしかして…あたしの悪口とか言っちゃってますか? …言ってますよね。 だって少し聞こえてるもの。 「え、一ノ瀬さんって颯斗くんと付き合ってるわけ?」 「嘘…いやでも、」 「だって颯斗くんって女の子とあんまり話さないじゃん!」 「確かに…でも颯斗くんって百合華ちゃんと付き合ってるんじゃないの?」