私は思い出の写真を全てこうきに渡した。
1ヶ月ほど経ったある日、私はいつものように病室に向かった。
頭を強く打ったこうきの入院生活は変わらないけど少しずつ記憶を取り戻していた。
「俺は母親を亡くしたのか?」
「こうき…思い出したの?」
「いや、何故か母親が死ぬ場面が出てくるんだ」
「そう、お母さん病気で亡くなったってこうき言ってた」
少しではあるけどこうきは自分の身の回りで起きたことを思い出していた。
ある日かいくんとみきもお見舞いにやって来た。
「よ、こうき見舞いにきたぞ」
「こうきくん、良くなった?」
「おう、かい、みき!」
私達は驚き声をそろえて
「思い出したの?」
「ああ、少しだけな。だけど君だけは分からないんだ」
私はとてもショックだった。
先生によると記憶の1番大事なことを強く思いすぎて思い出せないとのことだった。
1ヶ月ほど経ったある日、私はいつものように病室に向かった。
頭を強く打ったこうきの入院生活は変わらないけど少しずつ記憶を取り戻していた。
「俺は母親を亡くしたのか?」
「こうき…思い出したの?」
「いや、何故か母親が死ぬ場面が出てくるんだ」
「そう、お母さん病気で亡くなったってこうき言ってた」
少しではあるけどこうきは自分の身の回りで起きたことを思い出していた。
ある日かいくんとみきもお見舞いにやって来た。
「よ、こうき見舞いにきたぞ」
「こうきくん、良くなった?」
「おう、かい、みき!」
私達は驚き声をそろえて
「思い出したの?」
「ああ、少しだけな。だけど君だけは分からないんだ」
私はとてもショックだった。
先生によると記憶の1番大事なことを強く思いすぎて思い出せないとのことだった。