リンチとかに遭ったらどうしよう。






そんな心配もしてたけど、放課後までは何事もなく…。






ただ興味本意で絡んで来る不良くんを適当にあしらうだけだった。






平和に過ごせて何よりだけど……。






私の「友達一号」くんはが口を聞いてくれることはなかった。





確かに不良ばっかの男子校にいきなり女子って、ありえないよね…。





ナメてるって言われるのも、うん…仕方ないかもしれない。





やっぱ、謝っとくべきかな?






靴を履き替えながらそんなことを思う。






そして何事もなく、校門を抜けた。





その時だった。








「おい、テメェが如月か」






背後から名前を呼ぶ声がして、おそるおそる振り返る。






するとそこには4、5人の不良くん達がいて、気付けば私は取り囲まれていた。






嘘でしょ……。





ゴール出た直後に敵って、ありですか!?