「つまりね、もしも僕が教師になりたくて子どものことを愛しているなら、

僕はきっと子どものために色んな勉強をするし、現役の先生捕まえて齧るように経験談に耳を傾けるだろうし、暇さえあれば子どもたちのために何をすべか考えると思うんだ。

ただ愛しているとか、ただがんばっているっていうのじゃ駄目なんだ。

それを言い訳に使っちゃいけない。

僕たちはその先、愛しているからこそ、何かそれをカタチにしなくちゃいけない。

カタチにするために何度も何度も考えて、またぶつかって。

そうすることで、なんとか自分以外の人間に、愛を伝えることができるんだ。」