「やっぱり、アメリカーノだ。」

笑顔はちっとも変わっていない。

スターバックスの店内にはビートルズの「Drive My Car」が流れていた。

5年ぶりの再会。

僕も君も18歳から23歳となった。

緑の花柄ワンピースに黒のレギンス、エナメルゴールドのパンプスと胸元に光るゴールドのネックレスがアクセント。

僕の記憶の中では制服姿だった君は、随分大人っぽくなった。

ロングでゆる巻きのパーマ、少し茶髪がかったヘアスタイル。

「君の髪型好きだな。」

と黒髪ショートの君に照れながら言った言葉を、もう忘れたかな。