何が君の思う優しさで、どうすれば優しいと君に思われ、優しくすることが君の喜びなのか、君の幸せなのか、君に何ができるのか、君にとってどれが正しい選択肢なのか。

僕は強いつもりが、実は一番弱く、これからどう進めばいいのか考えているつもりで君のせいにして、先に延ばし、更に先が見えなくて辛いが悲しむ心を持たない。

嗚呼青春の日々。



もう一度深呼吸をしてみた。


涼しいとも暑いとも言えない生ぬるい7月の夜の風が少し動いた気がした。さっきよりはだいぶましになった。

吸い込んだ空気と同時に深く重く長い、決して体にはよくないと思われる何かが肺に入る。頼むから暴れてくれるなよ。すべてを受け入れるつもりなんだから。