なんで誰も教えてくれないんやねん

「今度は、お母さんとして一緒に

たべてよね!」

「プッくる、ツンデレ!」

「かわいい!さすが私の娘!」

とお母さんにヨシヨシされている私

わたしずっとこうされたかった

他の子が親からそうされてるのを見て

いいなぁ

わたしもあぁされたいなぁ

ってわたし愛されてたんだ

そうだ、だから猫かぶりはじめたんだ


「クルミ?どうしたの?

なんで泣くのよ~

お母さんも悲しいよ~

うっぅ……」

わたし泣いてるんだ

「違うの、これは嬉しくてズッ」

「クルミ~」

「おかあさーん」

「うんうん、私がクルミの

お母さんですよ」