亮太はいやに落ち着いていた。



「悠介が凛ちゃんにベタ惚れなの知ってるくせに」


亮太は優しくにっこり笑った。




「知ってるよ…

知ってるけど…
言葉にしてくれなきゃわかんないよお…」




凛はついに泣き出した。



「…あと30秒」


「え…?」


亮太がポツリと呟いた。