――――――――――





「ねぇ、先生。
私ね先生のことが好きなんだ。」







ふと口から漏れた一言。






「――え、」




はっと気づいた時にはもう遅くて。

あれ?あれあれ??
私何言っちゃってんの!!!


頭の中でぐるぐるする。
私は片思いで充分だったのに、
この想いなんて伝える気なかったのに



急に怖くなった。



先生、私のこと引いたよね?
教え子がこんな・・・
好きとか。
何言ってんの?って感じだろうね



やだ。
先生に嫌われたくない。


私ほんとに何言ってんの。


気づいた時には走ってその場から逃げ出してた。

「――っ・・・・・、ふぇっ・・・」


涙が出てきて。



「――っ!!桜井!!!!」


先生が呼んでるけど私は止まらないで走った。



どうしようもない気持ちが溢れて止まらなかった。

――――――――――