君の言葉の意味を理解した瞬間顔が赤くなるのがわかった。

さっきのっていったらひとつしかなくて。

返す言葉が見つからなくて何も言えなかった。


「ぁ……ぇ…。」


何かを言おうと思っても口から出るのはかすれた声だけ。

あきれられる、そんな風に思ったら自然と涙がこぼれてきた。

教室には私の嗚咽しか音は無くて。

その中での君の声。


「何も言えない?だったらこれだけ答えてくれない?」


そんな質問に何も言えない私はコクコクとうなずいた。


「羅未……俺のこと、好き?」