彩実の大きな瞳から一筋の涙が

「それに私もうじき腫瘍で神経圧迫して顔面麻痺になるかもだよ。
顔つき変わるんだよ。
今だって髪の毛全部抜けて恥ずかしいのに」

「少なくても俺にとっては彩実であることには変わりないよ」

彩実の大きな瞳からさらに涙が溢れ出してる

俺は彩実の力になれるのか

また笑顔取り戻すことできるのか

気がついたら俺は彩実を抱きしめてた

彩実は声を上げて子供のように泣いた