暫く沈黙したあと

「ごめん…」
俺は必死に声を絞り出した

「なんで…夢叶謝るの?」

「何も知らないで勝手に怒鳴って…」

「それは私何も言わなかったから…

もう先が長くないって聞いた時
夢叶のこと考えたの

このまま彼氏でいたら重荷になる、

終わりがわかる恋愛で
縛っちゃダメだと思ったの」

「終わりはない!」
俺は強い口調で言った

言ってからまずいと思って

「ごめん…強く言い過ぎた。
でも今生きてるだろ?死ぬ事考えてほしくない
病気治そう…おれ側にいるから」