次の日病院に向かって

彩実がいる病室のフロアまでエレベーターで

上がったのはいいけど、

昨日のことあってか足が進まない。

やっぱりダメだ。

帰ろうと思いエレベーターに乗ろうとしたら

「夢叶くん」

優しい感じの女性の声に振り返ると

彩実のお母さんだった。