俺は驚いたけど彩実を落ち着かせるため
抱きしめた

彩実のいい香りがする。

秋の夜の寒空の中のせいかとても暖かく感じる。

「…ごめん…何も聞かないで私と別れて…もう二度と会わないで」

予想もしなかった言葉に俺は頭が真っ白になった。

「彩実、何でだよ!俺確かに悪いとこだらけだよ
気に食わないなら治す。俺は、俺は別れたくない」

必死に答えた。