「ナミー!」

柴木の明るい声が店中にこだまするかのよう。

「彩実ー。あれ神成くん一緒なの。なんか珍しい」

「偶然CDショップであったから引っ張って来た(笑)」

女子はつまんない話しからなんでこう盛り上がるのか…

「じゃあ2人で売り上げ協力よろしく。高いの注文してよ」と
ナミは冗談でたかってた。

「んなの頼めるか。おれアイスカフェラテのスモール」

「じゃあ私も同じのー」

「真似すんなよ」

「真似したつもりじゃないよ。わたしもアイスカフェラテ好きなの」

「友達なら柴木が高いの頼めよ」

「やだー。アイスカフェラテスモールは譲れなーい」