中学も2年になる頃、クラス内ではイジメがあったんだ。
ターゲットは真面目そうな女の子。

教科書を隠されたり無視されたり、典型的なイジメだった。


その頃の私は、1年の時からギャルっぽい子達のグループに居て、自然と化粧も濃くなり髪を染め、学校内ではかなり目立つ方だった。


イジメをしてるのは私の居るギャルグループの中の1人。

その子もかなり派手で性格もきつかったため、だれもいじめられてる子を助けてあげられる子は居なかった。


そんな中私はイジメは元々好きじゃないし、ましてやそのイジメてる子の性格があまり好きではなかったから、助けてもしないがイジメもしなかったんだ。




そんなある日、そのいじめられてる子が放課後教室で泣きながら何かを探してた。

私はちょーどトイレで化粧を直して戻ってきて教室に荷物を取りにきたところだった。


泣いているその子を横目に見ながら荷物をまとめる、


ふと横を見ると私の隣の机の中にいじめられてる子の財布を見つけた。
その机はイジメてるギャルの机だった。




私はその子に
私「ねぇ、財布探してるの?ここにあるよ、はい!」
と言って泣いてるこに財布を手渡した。



その子は泣きながら私に
「ありがとう、あ、、あり、がと、、」
と声を詰まらせながら言った。



なんだかすごく悲しい気持ちになった。



私は気付いたらその子に



私「大切な物は学校に持ってこない方がいいよ、隠されちゃうし。。。
私はイジメとか興味ないし、⚪︎⚪︎ちゃんとはあまり話した事ないけどもし話し相手欲しかったら普通に話しかけてね?」
と言っていた。



その子は嬉しそうに
「ほんとに?いいの??嬉しいっ!」

と無邪気な笑顔を見せた。




ほっこりした気持ちのまま帰宅した。

明日がどーなるかなんて想像もしてなかった。








その夜私は友達にメールを送ったりしていたが、なぜが返事が来なかった。
忙しいのかな?とか思いながら眠りについて次の日学校に向かった。





教室に入った瞬間にいつもと空気が違うのがわかった。





宏美におはようと話かけても無視され、他の子に話しかけても無視された。





その時、なんとなく事態を把握した。
たぶん昨日の放課後、誰かに見られてたんだろう。




私の推理は当たっていた。
その日の昼、ギャルグループに呼び出された。




7人くらいに囲まれた私はみんなから罵声を浴びせられ、その瞬間からイジメのターゲットが私になったんだ。


私がいじめられてる子に優しくしたのが原因だったのだろう、

次の日から辛い学校生活が待っていた。。。