ジリリリリリリッ!

けたたましく鳴り響く目覚まし時計をパシっと止める。

「ふぁ〜、、、眠っ、、。」

そう呟いてから私は体を起こした。
時刻は朝の5時半を少しまわったところだ。


まだ眠くてだるい体で洗面所に行き顔を洗って歯を磨く。
そしてキッチンへ。

水筒に氷と麦茶を入れて、昨日のうちに作っておいたお弁当を冷蔵庫から出す。

「たすく〜!起きてー、時間だよーーー!」
キッチンから寝室に向けて私が叫ぶ、
すると

た「う〜ん、あと5分〜、、、」
眠そうな声が戻ってくる。

毎朝これなのでもうあと5分って言われる事は慣れてる。
からいつも5分前に起こす。笑

5分たってからもう一度声をかけると、
眠そうな顔をした私の愛する人が起きてきた。

そのまま彼はキッチンに入ってきて、お弁当の準備をしてる私を後ろからぎゅーっと抱きしめる。


た「ん〜、おはよ。かわい。」
そう言って私にキスをする。


わたしも彼に抱き着きながら、
「ん、おはよう♡」
と笑顔で返した。


毎朝この瞬間に幸せを感じる、
一緒に暮らして1年と少し。
たすくは毎朝こうやって愛情表現をしてくる、そんな所がとっても好きだ♡笑


せかせか支度をしてタバコを一本吸うと

た「よしっ、行くか!今日も頑張る!」
と気合いを入れて立ち上がる。

そんな彼にしがみ付き、
「仕事やだぁ〜、寂しい、」
とダダをこねる私。

これも毎朝の日課、
こんな感じで5分くらい2人でうにうにやってると気付くともう仕事に出る時間。

寂しいけど仕方ない。
玄関で私と愛猫のヘシュに行ってきますのキスを落とすと私を抱きしめ

た「行ってきます、いい子にしててね?愛してるよ。」

そう言うと
彼は眩しそうな目をして仕事に向かった。

彼を見送った私は幸せだなーなんて思いながら洗濯をするため洗濯機の前に立った。


こんな平凡で幸せな未来が私を待ってる事なんて、何年か前の私にはまったく想像出来なかった。



いや、幸せを想像する資格すらないと思っていた。。。。




崩れた私の人生、
でもこの人に出逢うための過去だったのならば、私は人には言えない様な過去でも喜んで受け入れる。
そう思えるくらい今幸せなんだ。