「怒られても知らないぞー、ってさっき言ってなかったけ??」


3本目の団子に手を伸ばしながら平助を見る。



「な、なんだよー。いいじゃんか、総司ばっかりずるいし。」



「ふふん、じゃあ土方さんに怒られるのは平助だ。」


「何ー!?お前ばっかいつも逃げやがって!
ていうか怒られるのがわかってるのなら甘味処なんて寄るなよなー」



眉間に皺を寄せながら平助もまんじゅうに手を伸ばした。


「まぁ、それはお互い様じゃない。」



そう言ってから僕も4本目の団子に手を伸ばした



その後僕は何本か団子を食べて、ついでに汁粉を追加注文した。


あんまり遅くならないうちに平助と帰った。






「じゃあこれ、平助が土方さんに届けてきてね」


ポン、と平助に荷物を預け颯爽と自分の部屋へと足を進めた


なんで俺がー!?なんて声が聞こえたような気もしたけど、それはきっと気のせいだったよ思う。



部屋に着いたあとも怒鳴り声が聞こえてきた気がするけど、これも僕の気のせいだ。