オレはキミの幸せを願ってる
でも…オレ以外の男がキミの隣に並ぶなんて
想像しただけで死にそうになる
好きって言葉じゃ足りないくらい好きで
大好きでたまらない
俺たちこんなに想い合ってる
オレはかけがえのない人を手に入れた
絶対に切れないまっすぐな想いと
俺たちの確かな絆
キミがいてくれる限りオレは何も怖くない何があってももう離したりしないよ
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遥か遠くを見つめ…
「愛里が俺の隣にいる。今までも夢みたいだって思ってたけど、もしも夢なら、死ぬまで…死んでもさめないでほしい」
愛里と手を繋いでいた。愛里が繋いでいる手に
ギュッと力をこめた。
まだ夢みたい
俺、愛里以上に愛せる人は他にはいない。愛里がいない人生なんて考えらんない
天使のようにかわいい愛里が、俺の胸に飛び込んできた。もう二度と手放さないように、キツく抱きしめた。
愛里は本当に優しいね。なんか、一緒にいるだけで勇気がでてくる。
今度こそ、これからはずーっと一緒なんだ
あなたは私を守ってくれた
今も私を守ってくれてる
息が苦しくなって
どうしたらいいのかわからないくらい
頭の中がごちゃごちゃだ
頭がぼんやりする
やっぱりあなたは素敵
私の幸せを願ってくれた
そんな優しいあなただから
私はあなたを好きになった
私にしてあげられることはないの?
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アランと、夕方待ち合わせていた。仕事が遅れてるのか、約束の時間になったけどこない。
アランを待つ愛里に向かって車が…はねられると、目をつぶった。ドンと誰かに突き飛ばされた。目を開けると、車にはねられて、倒れてるアランの姿があった。かけよろうとしたけど、動けなかった。車から、アランの元婚約者の人が車から出てきた。
「なんで…あんたじゃなくて、アランが…」
この人は私をはねようとしたんだ。息が苦しくなって、どうしたらいいのかわからないくらい頭がごちゃごちゃだ。頭がぼんやりする。頭を打っていたらしく、そのまま気を失った。
気づいた時は病院だった。頭を打っていたけれど、異常はなく、明日については退院できる。だけど、アランは全身打撲に、左足骨折。足にはギブスがされていた。痛々しい姿…本当ならば、こうなるのは私だったんだ…
私にできることは?あの人は、今もアランに執着してる。このまま一緒にいたら、またこんなことが起きる…?
本当は離れたくないよ…好きだけど、もう離れるしかないんだ。もう会わないって決めた。
体を張って守ってくれたアラン。私も、あなたを守るよ…もう流されない
「今までありがとう」
仕事中も気を抜くと
すぐにキミのことを考えてしまう
仕事が終わったら
真っ先にキミの顔が見たくなる
いつだって会いたいって思ってる
キミを思い出すだけで
胸が熱く焦がれるような感覚に陥った
好きな子のためなら何だってできるさ
俺がずっと守る…よ
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朝まで一緒にいたのに、もうこんなに愛里に会いたくなってる。早く会いたくて、仕事を早く終わらせた。電話をかけて、待ち合わせて、急いで待ち合わせ場所に向かった。
車に愛里がはねられそうになっていた。「愛里…危ない」無我夢中で飛び出していった。ドンって…ものすごい衝撃が体に走る。そのまま、意識を失った。
気がつくと、病院だった。愛里は…?探しに行きたかったけど、全身が痛くて動けなかった。
足にはギブス…
事務所の人がいた。愛里のことを聞いたら、怪我もなく、もう退院するって…なら、なんで会いにきてくれないんだ。
無理を言って、愛里の病室に連れて行ってもらった。
「私と別れて」
一番聞きたくなかった言葉を愛里は突然突きだした。
「な…なんで…」
「好きな人できたの。ずっと別れたいと思っていた。」
なにそれ…今まで愛里だけを想っていた俺の気持ちはどうなるんだ…よ
俺は騙されてたの?愛里に裏切られるなんて、耐えられない
「誰…?」
「アッシュ…」
彼の言葉に…
心の中の何かがパチンとはじけた
あなたへの想いがふっきれた瞬間
幸せになってね
私と一緒にいた時よりも幸せになってね
私はあなたが好きだけど
いつか忘れられるかな?
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もう、このまま会えなくなっちゃうのかな?このまま終わりになんてしたくない。最後に会いに行こう…
本当は、取り消せるものなら、取り消したい…今からでも…もう一度やり直したい…よ
「話すことなんか、もうなんもねぇーよ」
冷たい言葉を投げかけられ、涙が出そう。
もう終わったんだ。ふっきれた…幸せになってね
別れを告げることもできないまま、愛里は日本に帰った
心なんていらないと思った
天使が消えた…日から
焦点があわない
俺は何もやる気が起きなくて
ぼーっとうなだれていた
オレ…もうやる気が出ないどんどん
心がへこんでいく
胸の中にモヤモヤが広がる
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愛里が会いにきた。でも、何も聞きたくなかった。
自分の気持ちを隠して、ずーっと我慢してた。ずーっと気持ちを伝えられないのは、辛かった
何か話があったのだろう。でも、何も言わずに帰った愛里。今は会いたくなかった…よ
怪我以上に、心が痛い…よ
全然大丈夫…早く忘れよう
どうして?こんなに不安になるの?
この心のモヤモヤは後悔なんかじゃない
これから何が起こるかなんてわからない
あの人を忘れられる時はくるのかな?
ダメってわかってるけど
本当は逢いたいよ
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日本に戻って、部屋で1人でいると…
あの人への想いを…まだ…
ただ時間だけが過ぎていく。時間が立つのが、すごく早い。
あの人を忘れられる日はくるのかな?
ただそばにいてほしい
そんな風に思ったのは彼女が初めてだから
オレは彼女しかいらない
今…こんなに辛い
彼女がいなくなって苦しい…苦しい…よ
不安が確信に変わった
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愛里を追い返してしまったけど、どこか…もしかしたらって、会いにきてくれると想っていたんだ。自分勝手な思い込み。叶いもしない希望
もしかしたらって、期待してしまったから、夜1人になって…あぁ、やっぱり、愛里は離れてしまったんだと実感した。体の力が抜けたようだった
わかっていたくせに、希望が崩れて、もうなんでもよくなった。
情けないけど、恥ずかしいけど、病室で…涙がとめどなく流れ、どうしてかな?胸が痛い…よ
お互いのためにもこれでよかったのに
やっぱり…寂しい…な
本当は今も…好きだよ
もう彼と会うこともない
さよから…最愛の人
私の体をものすごい喪失感が襲っていた
心の中では…後悔でいっぱいだった
最初はびっくりしたけど
会いにきてくるて本当に嬉しかった
過去は過去…今は今…だね
「幸せだから笑顔になれるんじゃない。笑顔でいると幸せになれると信じてるから、辛い時こそ、笑顔に…」
あなたの言葉…に笑顔になれた
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アランから離れて、やっぱり…寂しい
そんな時に、アッシュが会いにきてくれた。びっくりしたけど、嬉しかった。
私の目からどんどん零れ落ちる涙。私の顔は涙でいっぱい。今までのことを思い出してしまって、切なさがこみあげてくる。
アッシュの腕の中で散々泣いて、全てを話してしまっていた。ただじっと全てを聞いてくれた
別に特別なことじゃないって、わかってるのに涙が零れ落ちる。涙腺が壊れてしまったみたいに、涙が止まらない。泣いて泣いて泣きまくった。
正直辛い。まだ好きだから。でも、本当に好きなら、アランの幸せを願わなきゃ…
いつのまにか自分で自分をしめつけて、がんじがらめになってたのかな?心が素直になっていく。
アッシュの言葉を聞いて、笑顔になれた。
オレではない男と幸せに過ごしてる
幸せそうな姿
それは決してオレのものじゃなかった
それでも嬉しかったんだ
寂しくなかったわけじゃないけど
彼女の幸せを願っていた
だからもういいんだ
これ以上の望みはもうしない
そう思っていたのに…
彼女の涙を見て…
胸が痛いよ
別れて泣いている
かわいそうと思う気持ちと…
喜んでる気持ちと…
やっと見つけた俺の天使
彼女のためならどんなことだってできる
そばにいるから安心してよ
大丈夫だよ…オレがいるから大丈夫だよ
なんでこんなに愛しくてたまらないんだろう
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告白のタイミングを探っている間に、他の男とつき合っていた愛里。俺の入るスキは、もうなさそうだね。はぁ、ため息が出る
こんなことになっちゃって、正直辛いけど、愛里のことを嫌いになりたくないし、愛里に嫌われたくないし、一緒に過ごしてきた時間を忘れたくないんだ。
愛里と出会ってから幸せだったし、すごい好きだった。この恋がイヤなもんだったなんて思いたくないし…もう、そんなの気にしない。もうネガティブに考えるのをやめて…ゆっくりと瞼を閉じた。
言えない…好きなんて言えねぇよ。俺はずっと愛里しか見てなかった。ずっと大好きだった。でも、俺が告ったら、愛里は絶対に困んだろ。言わねーよ。好きなんて言わねーよ。愛里を困らせたくはないから。
以前と変わらない愛里の笑顔。愛里が幸せならば、幸せを願って…でも諦めない。だって片思いするのは、俺の勝手でしょ?
そして、幸せだったはずの愛里は、事故にあった。男と一緒に…
なんでこんなことが起きるんだ。そして、あの男と別れて、ここにいては、危険だと判断し、愛里は1人で日本に帰った。
愛里の心の傷の深さは、俺にはわからない。愛里を追いかけて、日本に向かったアッシュ
「会いたくなって、来ちゃった」
笑顔で迎えてくれたけど、時折見せる寂しげな表情が、俺の心の痛みを助長させた。いつもの優しい瞳の中、寂しさが見えるようで、目を逸らしてしまった。
泣いている愛里…愛里は沢山辛い想いをしているから、傷つけたらって不安になる。
泣いている愛里を思わず抱きしめてしまった。
事故のこと、彼とのこと全てを話してくれた。
愛里は1人じゃないよ。俺が、そばにいるよ。
「幸せだから笑顔になれるんじゃない。笑顔でいると幸せになれるって信じてるから、泣かないで…辛い時こそ、笑って。愛里には、笑顔が似合ってる…よ」
大学を休学して、父親の仕事を手伝うことにした。そして、愛里には通訳を頼んだ。