あんなにオレのことわかってくれるなんて…
一緒にいるとドキドキするのにすごく安心する
一緒にいるだけでこんなに嬉しい
こんなにもドキドキする
初めて目が会ったあの時から
キミの瞳に囚われていたのかもしれない
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今日も彼女に会う為に、喫茶店に行く。大学の女の子がついてきていたのに、気づかなかった
厚化粧に、香水の匂いをプンプンさせて、派手な女。馴れ馴れしく話しかけてきた。
ランチを彼女が運んでくる。「お待たせいたしました。…」その後、何か言おうとしていたのを、あの女が遮った
「ちょっとー、邪魔しないでくれる?彼がかっこいいからって、馴れ馴れしくしないでよ。」
「そ…そんなつもりは…」
「だったら、早く行きなさいよ」
「す…すみません」と、立ち去った
俺に寄ってくるのは、顔と金目当ての女…
大学に行きながら、父の会社を手伝っていた。
大学で女に騒がれ、何度か付き合ったこともあるけど、顔目当てで、金目当てで…愛なんてなかった。仕事も大変だし、精神的にも辛かったとき、ここで彼女を見つけた。笑顔に惹かれた
ここにいる時間だけが心の支えだったんだ
顔さえよければ、誰とでも寝る女。俺の価値は顔だけって言われてるのと変わらない…だから別れた。降られたことなんてないんだろう…あれ以来しつこくつきまとわれる。
「一回寝たくらいで勘違いすんな…」
と、女に言い放った。
「…バカにしないでよ。あんたなんて、顔と金だけのくせに…」
「それが本音…か…」
はっ…とした顔をして、ヒールの音を響かせて出て行った。
これが現実なんだ…やっぱり…な
手が俺に添えられる。びっくりして、見ると
「顔と金だけなんて…」
って、なんで泣いてるんだ…こんな俺のために
小さな手なのに、すごいホッとする温度。感触と温かさに、鼓動が跳ね上がる。鼓動は一向に収まる気配がなかった。
今触れている温かさに消えてほしくない。あぁ…もぉっ…泣くな…って
「大丈夫だから…」
「あんなひどい言葉言われて大丈夫なはずないよ」
こんなの初めて…
彼女の優しい言葉に心が震えた
最初は、彼女の柔らかい笑顔に惹かれただけだった。ずっとごまかしてきた気持ち…溢れて止まらなくなりそう。惹かれていくのを止められなくなりそう
彼女が優しくて、温かく包んでくれるから、一緒にいたい。優しくしないで、これ以上夢中にさせないで、これ以上おかしくさせないで…今の俺なら…もう手遅れ
こんなにも幸せな気持ちになれるなんて
今まで生きてきた中で、今が一番幸せだと思っていた
最近うまくいかないことばかり
失恋ばっかり
どうして空回りばかり…なの?
できるだけ1人でいてみよう
1人でも大丈夫っていう自信がほしいの
1人で立っていられる自信がほしいの
せっかく1人でも平気になろうとしてるのに
まだもう少し時間がかかりそう
差し伸べられた手の優しさ
嘘じゃないよね…
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失恋ばっかり…1人でも大丈夫…
そう思ってるいるのに、本当は不安で寂しかった。
暗く沈んでいた時、光が差し込んできた。優しさに溢れていた
もう辛い思いはしたくない。私だけを好きで大事にしてくれて、ずっとそばにいてくれる人しか好きにならない。もう…あんな思いしたくない。
いつでも、幸せは崩れていく。気持ちが崩れていくのは、本当に簡単。
優しくてすごく幸せだった
キミと過ごした日々
オレの運命の相手はキミ以外に考えらんない
いやなことがあったり
落ち込んでたりすると
いつもそばにいてくれたのはキミだった
見てる空はどこまでも続いてる
キミのもとにもつながつてる?
空を見上げ今はいないキミを想う
今にも泣き出しそうな曇り空
まるで俺の心の中のよう…
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愛里がいなくなったことを受け入れられない真人。学校行って、仕事して…時間ができると、2人で行った場所を巡り…それでも、愛里に会うことはなかった。雨が降りそうな空を見上けげて、物思いに耽る
そんな日々を続けて…目まぐるしく流れる日々諦めそうになる。でも、あきらめたら終わっちゃうよ。
今までのこと、全部無かったことになんてできない。幸せだった時間を思い出して、ますます辛くなる。もう愛里がいない…なんて、信じたくない
夢か…夢の中でも彼女にあえて嬉しかった
どの女を見ても彼女と比べてしまう
新しく彼ができても彼女が好きだ
オレの心の中は常に彼女ていっぱい
今も彼女だけなんだ
オレにとって彼女は大きな存在
彼女をひたすら追う
もうずっと長いこと
オレは彼女を探し続けている
気が遠くなるくらい…ずっと…
彼女と一緒に撮った写真を見つめていると
胸がしめつけられるように苦しくなる
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夢の中で夢を見ていた。彼女がいなくなってしまうんだ。悲しくて、辛くて、彼女をずっと探し続けて…飛び起きて…よかった。あれは全部夢だったんだ。キミはちゃんとここにいる。ちゃんと…
目が覚めた。…え、あれ…?あっ…
あれは、夢だったんだ。もう彼女はいない…
心が壊れそう…
どれだけ後悔しても…彼女はいない
彼女とは一緒にいられない運命…なのか?
もし…ずっと一緒にいるのが運命なら
きっと…また会えると信じてる
永遠の別れなんかじゃない
また絶対会えると信じてる
次…会えたら…離さない
オレ…キミのこと…
ずっと好きでいられる自信があるから
もしまた会えたらキミを離さない
もし…彼がいても奪って…やる
だから…覚悟しておいて
キミは…今…どこにいる?
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彼女がいなくなって、忘れようと思っても忘れらんない。これ以上好きにならないように…でも手遅れだったんだ。
必ずまた会えると信じてる。
好きなものは正直に好きって思えた方が幸せだよ。ずっと好きでいられる自信がある。俺にはキミが必要なんだ。
もう一度、偶然会えたら…運命だって信じてくれる?偶然じゃなく…絶対に探してみせる
もし彼がいても、他の奴になんか渡さない。俺は、今もずっと好きなんだかろ、誰にも渡さないから、覚悟しておいて…
キミは…今…どこにいる?
どこを見てもキミとの思い出がありすぎ
キミとのことを想い出すなぁ…
それなのにキミはいない
キミとは会えない…んだ
あれからどれだけたった?
年月がたつのは早い…な
キミが離れていくのが怖かった
何を恐れていたのだろう?
もっと自信を持っていれば…
もうこんな辛い想いはしたくない
もういやだ…もう離さない…絶対に…っ
一途な想いはきっと伝わるから
会いに行くよ
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キミと過ごした日々。あの頃が一番楽しかった…な。いいつまでも、一緒にいたい。
この街の至る所にキミとの思い出がある。いくてもの大切な思い出が…俺の中に浮かんでは流れていく。想い出すだけで、温かい感情が流れ込んでくる。
フランスの愛里の知り合いの家に何度も行き、やっと居場所を教えてもらえた。
ずっとごまかしてきま気持ち。寂しい思いを隠してたのは、きっと俺だけなんだろうな…
会いに行くよ。もうすぐ会えると思うと、ドキドキが止まらないよ。
2人で撮った写真。キミの顔は溢れんばかりの
笑顔。天使の笑顔。写真を見ただけで、不覚にも心臓の鼓動が激しくなる。早く会いたいって思ってる
俺の気持ちは昔と変わらないけど、愛里の今の気持ちがわからなくて不安なんだ
あれ以来一度も顔をあわせていなかった
超ぶっきらぼうだけどホントは優しい人
好きだから離れた
大切だから離れた
喧嘩して嫌われたくなかった
だから…逃げたんだ
彼を好きにならないように…
もう二度と会えないと思っていた
この温かい手が…
逃げる私を捕まえてくれた
彼の愛情に気づいた
思いがけずあなたに会えて嬉しかった
また会えて嬉しかった
夕陽をあびた優しい笑顔
今を楽しもう
もっと素直にありのままの気持ちを認めて…
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別れて以来、一度も会ってなかったアラン。もう二度と会わないと思っていたのに…
喫茶店で働く愛里に会いにきた。
フランスの雑誌…を渡された。
「見れば、わかる」
付箋紙がついているページを読んで、わかったこと。アランの子供を妊娠したと言っていたあの人のことが書いてあった。アランの父親と関係をもって、アランの父親との子供…
「ホントに?」
「アランとは…」
「何もなかったよ。」
「なんのために…私は…」
「怒ってないよ。でも、頼ってほしかったよ。話してくれたら、そんなの違うって教えたよ。俺はあの女を殴りにいけばいい?」
「や…やめて」
「あの女のせいで愛里がいなくなったのなら、愛里を傷つけたのなら、殴ってやろうかと思ったのに…」
「あの人が妊娠したのなら、アランはあの人といるべきだと思った。でも、…くなかったの。あの人とアランがいるとこなんてみたくなかっの。そんなの耐えられない…」
「ずっとそばにいて。愛里がいてくれてよかった。会いたくて、もう限界だった。俺はいつも愛里のこと考えてる。俺から愛里を取り上げないでよ。俺、もう愛里なしじゃ生きていけないんだ」苦しげに、声を振り絞り言うアラン
誰かに必要とされてるって、嬉しい。強くて、熱い言葉に、すごくドキドキしちゃった。今もドキドキしてる。
アランは不安にならないと思っていた。いつも強気で…でも、不安にねるのは同じなんだね。私だけが不安なんだと思っていた。でも、違ってたんだね。アランにもこんなに熱い思いがあったなんて…私は愛されていたんだね。
「俺に会えなくて、少しでも寂しかった」
「寂しかったよ、だからこっちで…他の人と付き合って…」
「この恋は、もう諦めない。愛里に男がいても渡さない。俺の隣から離れないようにしてやるから。手段は選ばない」
「…な…何をする気なの…」
「もうわかってると思うけど、俺の気持ちは重たいよ。愛里、俺は何をするかわからないよ」
そう言った後、強く抱きしめられた。
「だ…大丈夫だから、やめて。もう別れたから」
ギュッと引き寄せられ、唇に柔らかい感触。近づいた距離は0。触れる体温。アランの想いが伝わる温かいキス。
「好きだよ。俺は愛里だけが好きなんだ。他には何もいらない。これだけは信じて。誰にも渡さないよ。」
私のこと本当に想ってくれてるって、わかる。
アランの言葉を信じる…よ。私も本当の気持ちを伝えるよ
「わ…私も…好きです…っ」
思いがけない再会が、運命を変える。私たちの運命の予兆。逃げられない私の恋。
忘れようとした恋。新しく、これから始まる
「沢山すれ違ったけど、今度こそ、ずっと一緒にいてね。ずっと」
パパに会いたいって言うから、夜会いにいった
「俺たち結婚します」
プロポーズもされてなかったのに、いきなり…
フランスで2人で結婚生活を始めることに…
好きでいっぱいの毎日は楽しい
こんなにも幸せな気持ちになれるなんて
キミの温かさは心地いい
キミの匂いと温もり
もっと…このまま…
喜びを感じながら…
どちらともなく手を伸ばして抱き合う
俺に抱きついてくるキミ
無防備でかわいい
もう離さないよ
くすぐったいような…甘ったるいような…
甘い時間をキミと過ごす
隣にキミがいてくれる
溺れるほど愛してる
今腕の中にいるキミ
キミがいれば…キミとなら…
もっとつながりたい…ひとつになりたい
ずっと…一緒だよ…ずっとそばにいて…
大好きだから…いつでも…毎日…
ずっとずっと…一緒にいて…
今はこの幸せを大切にしよう
何も縛られずに自分の意志で生きていきたい
キミと2人で…
絶対に変わることのない愛という絆…
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あのまま、愛里を連れてフランスに戻ったアラン。2人の生活が始まる。
ただのカメラマンのアラン
「無理やりつれてきたけど、今の俺には何もない。ただのカメラマン。本当に俺でいいの?」
不安になって、てれながら聞いてみた。
「私のことずっと好きでいてくれたんだね。それなのに…私は…」
「そんなのは、もういい。今、愛里が隣にいてくれる。俺は今、すごく幸せだよ。」
俺のことを好きって言ってくれるなら、それでいい。一緒にいるだけで幸せだし、そんなことはまあいいかって思ってたんだけど…
初めての彼女からのキス。なに…かわいいことやってんの…抱きしめたくなる。抱きしめてると、落ち着く。不安だったはずなのに、ドキドキが止まらないよ。
まっすぐ愛里だけを見つめる。頬を赤らめて、照れてるみたいな表情。好きな気持ちが溢れそう。愛里がいなくなった時は辛かったけど、こんなかわいい愛里に会えたんだ。壊れるくらい強く抱きしめた。苦しくなったのか、胸をどんどんと叩かれた。
俺の気持ちのほうが愛里より大きいんじゃないか、俺ばっかり愛里のことを好きで、愛里はそんなに好きじゃないのかも…って不安だった。
「俺は一生をかけて、愛すると誓うよ」
シンプルなシルバーの指輪を渡した
「ちゃんと、ずっとはめててね。虫よけでもあるから」
死ぬほど幸せにしてやるから、覚悟しとけよ。離してなんかやらない。ずっとずっと一緒だよ
絶対に変わることのない愛という絆
下から見上げる愛里。俺の胸がなりやまない。
どんどん求めていきそうで、自分が怖い。会えなかった分、歯止めが効かない。
恋しかったよ。ずっと…想いが溢れて、もう我慢なんてできない。なんだか色々なものが溢れて、おさえていたものが溢れて止まらないよ。
「もう離れないように、全部俺のものにしたいよ。俺のものになってくれる?」
全部俺の…俺だけのもの…俺の愛里。俺の全てをあげる。
どんな蜂蜜よりも甘い時間。溶けてしまいそうな、甘くて熱い時間。毎晩毎晩想像していた…
激しく想いをぶつける…甘く激しく…深く深く愛し合った。
俺、今最高に幸せ。幸せを噛みしめて。
今度こそ、ずっと一緒なんだ
昨日のことを思い出したから…
ジワジワと頬が熱くなってきた
キラキラと零れてくる夕日を受けながら
握られたままだった指にそっと力を込める
赤い糸を見つけた…んだ
一生離さないよ
私にはあなたしか見えない
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「好きだよ。誰よりも…自分自身よりも大切に思ってる」と、切なげに言う。
儚げな微笑みに気をとられていた私。あなたが私に向かって手を伸ばして、いつの間にか、あなたの腕の中に収まっていた。
大事に大事に愛を育てて、沢山の恋の花を咲かせよう。精一杯、恋をした。恋の謎が解けるまで愛し合おう…ね