日に日に強くなる想い
愛おしくて離れられなくする
彼女の優しい笑顔
やっぱりかわいいなぁ
人は1人では生きていけない
彼女と共に過ごす幸せな日々
どうしようもないくらい好き
全てが愛おしい
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会えなくても、声だけでも聞きたい。甘く優しい声。そのかわいい声を聞くだけで、もっと…もっと会いたくなるんだ。
これ以上おかしくさせないで…
「まあくん」ただ名前を呼ばれただけ…
それだけでも、ドキドキする
初めての恋人…わからないことばかりだけど、ただ愛里と会いたい。一緒にいられるだけで最高。もっと見てほしい。俺、どんどん欲張りになっていく。愛里のことで頭がいっぱいだよ
会う度に…私の中で
何かが弾けていく
どんどん惹かれてしまう
そして…
どんどん不安になり
ため息がこぽれる
本当にごめんね
あなたの気持ちを疑って…
私だけがこんな想いしてた訳じゃないんだ
あなたも同じ想いでいてくれたんだね
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「俺は絶対に別れないからな…」
「急に、どうしたの?別れるなんて…」
泣きたくなってきた。一筋の涙
「妙によそよそしいし、ため息多いし、何か隠してるみたいで、別れ話なんじゃないかと…」
「釣り合わないんじゃないか…不安だっただけなの」
「そんなことないよ。」
自分が不安なあまり、あなたを不安にさせちゃってたんだね。
「…ごめん…ごめんね」
「ダメ…許してやんない。俺の気持ちを疑うなんて…」
ギュッと手を繋いだ。指の体温から…大事にしてくれてるって伝わってきた。不安になる必要なかったね
「離さないから…」
傷つくのがバカらしくなっちゃう。あなたといると、落ち着くなぁ。ちゃんと伝えよう
「…すっ…好きだよ…大好きなの」
「愛してる…誰よりも…」
突然引き寄せられて、あなたの胸の中
私を逃がさないようにか、強く抱きしめられた
キミの不安に気づけなかった
本当は…ずっと…
俺もキミのことばかり考えて
不安だったから…
俺のこと考えてくれてたなんて
それって…
俺のこと好きって言ってるような
前よりもキミとの絆が強くなった
お互いの気持ちを分かり合うことができた
バカだね…俺も…キミも…
不安になる必要なかったね
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もしかしたら別れ話?って、不安になっていたのに、愛里の気持ちを聞いて、不安だった気持ちが消えていく。
近づく2人…何かが今までと違う。
手を握りしめた。それだけでドキドキが激しさを増す。ドキドキが聞こえませんように…いつのまにか、思っていた以上に好きになってたんだなぁ
頬を赤らめながら、好き…って優しく微笑む愛里。もぉ、笑顔なんて反則だよ…キュン…顔が一気に熱くなっていく。見られたくなくて、ギュッと抱きしめた。
好きだから、止まらない。大切に、でも激しくたくさんのキス…不安が消えて、愛に変わる。こんなキスをはじめて知った
逃がさない。もう絶対に…離したくない。心の底から一緒にいたいと願った…ただ1人の人。ずっと俺のそばにいてほしい。
ありのままの俺を
心から愛してくれる人と
いつか出会えると…信じたい
女なんて興味なかった
あの子と出逢うまでは…
あの子の顔が頭から離れない
なんでこんなに気になるんだろう
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よくいく落ち着いた喫茶店。隠れ家
本を持ち込んで、コーヒーを飲みながら、ゆっくりと過ごす
女なんて面倒くさい。「好き」とか猫なで声で媚びてくる。俺にはよくわからない。モテるんだと自覚はしてた。でも、どこかで信じてる自分がいる。顔じゃなくて、ありのままの俺を愛してくれる人に逢えると…
最近、高校生くらいの女の子が働始めた。他の女みたいに媚びを売ったりしないし、普通に接してくれる。眼鏡の地味な子なのに、気になる
思い浮かぶのは、あの子の笑顔。素直で、純粋で、喫茶店で会うのが、いつからか心地よくなっていた。
あの子は、恭平の…こんな気持ち…全く気づいていない
何も伝えられないままで終わるなんてイヤだ
怖いんだ…この気持ちの正体を知るのが
怖いんだ…この気持ちの正体を認めるのが
見たくない現実
自分の気持ちに気づいた
考えてみればキミに一目惚れしてたかも
最初から相手にされてないのに
なんで好きになんかなったんだ…
なんで好きになる前に気づかなかったんだ…
彼女が俺のことを好きじゃなくても
彼がいても
気持ちは変わらないくらい好き
好きって気持ちはコントロールできない
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あの子が男と手を繋いで歩いてる
彼いたんだ…別にどーでもいい。なのにムカついてきた
あの子が男と楽しそうに話してる。嬉しそうなあの子を見てたら、悔しかった。見てるだけでイライラしてきた
俺が見たことのない笑顔…
他のヤツといるところなんて見たくなかった
悔しくて悲しくてイラついて…
そして、初めて会った時から…ずっと好きだったんだ。渡したくない。失いたくない。って、気づいた。
あの子の隣に俺じゃない男。そんなの嫌だ。なんで…自分の気持ちに気づいたら、他の男といるんだよ…
どうせ相手にされないなら、嫌いになれたらラクなのに…会うだけで、笑顔をみるだけで、嬉しくて笑顔になるんだ…
絶対に…何があっても大丈夫だよね?
でも…思い知らされる
絶対に大丈夫なんて言葉はないと…
突きつけられた現実
私はただ励ましあったり支えあったり
私は一緒にいたかっただけなのに…
こぼれ落ちる涙
どうすることもできない現実
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2人で進む未来を夢見ていた。でも、絶対なんて、ないんだね
部屋に1人でいる時、チャイムが鳴った。
真人のおじいさんだった
「真人と別れてほしい。あなたは真人にとっては邪魔な存在なんだ別れてくれるね」
「別れません」
「恋人ごっこは、もう終わったんだよ。」
「恋人ごっこって…私はただ普通に付き合ってるだけなのに…」
「それができる相手じゃないんだ」
「私にとって、たった1人の恋人なのに…」
「それも、もう終わりなんだよ。キミでは、真人を幸せになんかできない。真人は後継者なんだ。梨乃さんと見合いすることになっている。結婚が決まったと言ってもいいくらいだ。」
「真人くんは…そんなことしない」
「あなたといると悪影響なんだ。真人の人生をめちゃくちゃにするつもりなのか?家族のために、会社の利益を考えたら、あなたではだめだって…わかるはずだ。賢い子だから…な」
私じゃ…ダメ?私は恋すらできないの?
悔しいけど、これが現実なんだね
「黙っていなくなってほしい」
聞いていると、みじめになってきた。息苦しい
私がいても、何の役にたつの?私がいて意味があるの?もう、わかんないよ。どうしよう?私は真人が好きなのに…なのに、足手まといにしかなれないなんて。好きだから、邪魔になんかなりたくない。足手まといになんかなりたくない。
理想に向かって進んでるつもりが、ほとんど空回りしてて…色々うまくいかなくて、普通の私が一緒にいられない相手だったんだ
私1人期待して、バカみたい。ずっと一緒にいられるわけなかった…ね。誰もいない部屋で溢れ出した涙。泣くことしかできなかった。
彼をあきらめられる?ううん、あきらめるしかないんだね。一緒にいたかったのに、もう一緒にいられないんだね
最近、なにをしてもうまくいかなくて、疲れちゃったよ
パパに話して、マンションを出ることにした
もう後には戻れない
とりあえず先のことは後にして、おじいちゃんのホテルに泊まることにした
もう…終わったんだね…
今頃…あの男と会ってんのかな
そう思ったら…ムカついてきた
ああ…もう考えないようにしよう
そう思ってもイライラする
彼女は会わなくても
どうだっていいんだろうな
自分で考えてて悲しくなってきた
男がいても忘れることなんてできない
ここであきらめたら終わりだよ
傍にいない時だけでも
あの子のことを考えてしまう
あの子のことを考えるだけでドキドキする
こんなに胸が苦しくなる
本当に好きだけど汚い気持ちがあった
独り占めしたいんだ
俺諦めが悪いんだ
だから絶対にあきらめない
あの子が振り向いてくれるまで…
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いつも通りの落ち着いた喫茶店。ただ、あの子がいない…この前の男と会ってんの?考えただけでイライラして、こんなに嫉妬してるくせに何もできない。
やる前から決めつけたって、何も変わらない。
彼がいたって、ずっと続くなんて…ない。振り向かせてみせる…
俺を完全に避けてるの?
急に…なんでだよ…
訳も分からないまま
連絡がとれなくなった
ふられて気まずくなんのいやだなぁ
ふられたら立ち直れんの…かな?
俺にはキミだけ…
大切にしたおのはキミしかいない
キミだけだよ
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今日は会えなかったから、夜電話した。ちょっ…なんで…?電話が繋がらない。メールしたら戻ってきた。な…なんで?愕然とする真人
まだ、この時は…愛里を怒らせるようなことしたかな?くらいの気持ちで、別れなんて意識もしてなかった…
会いたかった
俺にはキミは特別なんだ
大事な人を失いたくない
これからは2人で乗り越えていこう
これからはキミと生きていく
絶対に変わることのない愛という絆…
なのに…彼女は俺の手を離した
おれ…これからどうなるんだろう?
彼女がいないなんて考えられない
俺の気持ちは変わらないのに
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やっと、愛里に会えた。久しぶりに会った。一瞬ドキッとしたけど、すぐに目をそらされた。ショックを受ける
「まあくん、なんでここに?」
「愛のお父さんに聞いた。愛は平気なの?俺がいなくても…」
「優しいね。でも、これ以上迷惑はかけられない」
「迷惑なんかじゃない。愛がいなくなるほうが辛い」離れていこうとする愛里の手を握った
握った手を振り払われ、泣かれてしまった。最愛の愛里に強く拒否された
「もう忘れて…その方がありがたいから」
俺はどんだけ無力なんだろう。大切な愛里を泣かせるなら、愛里が辛いなら、別れるべきなのかもしれない。たとえ俺がどんなに愛里を想っていても、愛里が苦しむのなら、愛里が幸せになれるのなら、俺は身を引くよ
「別れよう」俺にはこうすること以外できることがないなんて。俺のそばにいなければ、きっと辛い思いをすることもなくなるだろう。傷つく愛里を見たくない。耐えきれない。
どれだけ後悔しても、愛里は戻ってこないんだね。もう名前を呼んでくれないんだね。もう抱きしめられないんだね。なんかさみしい
離れていってしまった。今もはっきり覚えてる笑顔、温もり…ずっと胸が苦しい。ダメだ俺…今も愛里しか愛せない。もう笑えないよ
多分愛里はもう戻らない。きっと、もう戻らない。胸が苦しい。愛里のかわりなんているはずがねぇ
目を閉じれば、愛里との思い出を温もりを…愛里がいない現実を思い知らされる。
なんで、こんなに切ない気分になるんだろう