声をかけると
太陽に負けないほどの眩しい笑顔
すっかり日が暮れてしまった空を見上げ
2人で歩いた
心もつながった愛を感じ
心を満たしてくれる
会えなかった日々が長くて
キミがここにいることが夢のように思えた
キミが明日もいてくれる安心感
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夕方、愛里が仕事を終えて出てきた。
声をかけるとびっくりしていたけど、眩しい笑顔。愛里こ無邪気な笑顔。やっぱりかわいいな
フランスで聞いた話を確かめた。
「私と一緒にいると、アランが危険な目にあうなんて、そんなこと耐えられないよ」
「じゃ、アッシュのことは…?」
「………ああ言わなかったら、アランは危険な目にあっても、助けてくれるでしょ?」
「当たり前だ。そんなハンパな気持ちで惚れてない。みくびらないで…」
「…ほら…だから、離れた方がいいと思ったんだよ」
俺のことをこんなに考えてくれていたのが嬉しかった。愛里の何気ない言葉は、いつも俺に力を与えてくれるんだ。
「俺のこと好きか?」
「好きだよ」
「俺も好きだよ。俺のことを考えてくれていた優しい愛里が好きだよ。これからは俺と一緒にいてくれる?」
「夢でも見てるの?」
「現実だよ。返事は?」
「どこまでも一緒に…」
優しく抱き寄せた。覚悟しとけよ。もう離してあげませんよ。愛里が俺の手を離すまでは…ずっと…
「俺は愛里のことを一生離したりしない。このまま、愛里のそばにいさせて。これからは俺だけを見て」日が暮れてきた。見つめ合う2人。
今を大切にしたい。幸せだよ
繋いだ手の温かさ。こんなに安心するものだったなんて…
愛里の部屋…
あ…愛里の匂いがする。幸せ…
もう我慢できない。強引に…でも優しく、激しく求めて愛し合う。
待ち望んだ愛里との日々が戻ってきた
やっと…やっと本当に繋がった気がする
離れていても…心はずっと…
繋がってると思えた
少しずつ心の傷が癒されていくのがわかる
繋いだ手の温もりを感じられたら
それだけで幸せ
あなたの笑顔…見てるとやっぱり幸せ…
この先何かが変わっても
今ここにいることは変わらないから
今感じていることを大切にしていこう
離れてからも…ずっと大好きな人
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もう会うことはないと思っていたアラン。
また一緒にいられる…の?
「愛里が好きだ。どうしようもないくらい好きなんだ。俺が好きなのは、愛里だけだ。お前だけだ。気持ちが変わることはない。これからは俺がずっと守るから、一緒にいて。」
「ねぇ、本当に私のこと好き?また危険なことがあるかもしれないんだよ?」
「ずっと、いつでも大事に思っていたよ。そんなハンパな気持ちで惚れてない。危険なことよりも、愛里といられなくなることの方が辛い。愛里に愛を伝えるために一緒にいたいんだよ」
そんなの嬉しすぎる。きっと素直に伝えたら、幸せな毎日が待ってる?
「私もずっと好きだったよ。今も大好きなんだよ。アランじゃないとダメなんだよ…」
涙を堪える私の頭を大きな手をのせた。乱暴に頭を撫でる。涙が溢れてきた。こんなところで泣きたくないのに、止まらない涙。何も言わずにアランの胸にうずめると、背中をなでた。
「泣かないで。いつも笑顔の愛里が好きだよ。もっと甘えていいんだよ。愛里はいつもいつも…心細いくせに、心配させるようなことは言わない。昔から…ずっと。俺としては、もっと甘えてほしいけど…ね。」
もう泣かない…でも、幸せでも涙って出るんだよ。大好き…
「もう、どこにも行かないで…ね」
そう言うアランの言葉に、胸がギュッと締め付けられる
「私はもうどこにも行かないよ。アランのそばにずっといるよ」
「これこらは、めいっぱい幸せにするよ」
ゆっくり時間をかけて、2人を引き寄せたみたいに…近づく…キス…頭がクラクラしてきた
こんなところで、ダメ…ダメだよ…
「世界で一番大事にする…から」
アランとの甘いキス。どんな夜景よりも、どんなプレゼントよりも素敵
キミと過ごす楽しい時間は経つのが早い
時間が経つのも忘れて
キミと過ごした
大好きなキミの一言で…
どうして…こんなに…
幸せになっちゃうんだろう?
自分がどれだけキミが必要か再認識できた
ここまで素敵だとは…
ここまで好きにさせられるとは…
思わなかった…な
オレは恋をして
いつもの何倍も頑張れた
キミがいてくれたから
こんなに大事なことに気づけた
オレはキミに会って変わった
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愛里と過ごす時間が増えた。黄昏始めた空の下2人しっかりと手を繋いで歩いた。ドキドキしてるのに、なんだか幸せだな
「いつもそばにいてくれて、支えてくれてありがとう」
心にあふれる愛おしい気持ち。言いようのない幸福感を感じながら、手の温もりを感じる
俺の名前を「ねぇ、アラン」って呼ばれるたびに、愛里の声が俺を特別にする。
俺変わったのかな?この変化が悪いことだなんて思えない。
愛里と笑いあう。なんて楽しい時間なんだろう
頑張ればなんでもできるよ
あきらめなければ自分を変えられるよ
だから私は今日も頑張るんだ
だって少しの勇気ときっかけで未来は変わる
今まで
80%の力しか出せてなかった
これからは100%…
ううん…それ以上の力で
未来を目指すんだ
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レストランで働いていても、色々なことで…力を出せてなかった。こんなんじゃダメ…だよね
これからは、もっと頑張ろう
恋もあきらめなかったから、また一緒にいられるんだね。
これからは、自分の為に頑張ろう
どうしよう…胸が痛い
こんなに突然なんて思わなかった
もう友達にも戻れない…の?
ずっと友達でもいいから一緒にいたかった
胸が痛くなった
もう友達には戻れない…んだ
もう友達だった時みたく話せない…んだ
そう思ったら…
泣きそうな気持ちになるのはなぜだろう?
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愛里に、勢いで告白してしたことを後悔するアッシュ…
俺は友達に戻れなくてもいい…もう友達でいる気ないから告白したんだ。女としてしか見れないから告白したんだ。
だけど、ふられた今…もう会えなくなるって気づいて、告白したことを後悔した。
依存するなと強く思うのに、どんどん離れられなくなっていた。
ずっとこのまま、愛里といられればいいのに…
「く、そ!」俺の心に広がったモヤが晴れることは決してない…んだ
こんなことなら、ずっと俺の片思いのままでいち方が…よかった
そして、なんであの男と一緒にいんだよ。ムカつく。もう本当に戻れないんだ。嫉妬するつもりなんてなかったのに、なんかもう重症だ…
でも、人の気持ちなんて、いつ変わるかなんてわかんない。一生「好き」なんて保証ない。もう失うものなんてないから、諦めない。俺が想うのは、勝手だろ…
本当はめちゃくちゃ気になっていた
キミの元彼…
いつか奪われるんじゃないか
あいつのところにいってしまうんじゃないか
不安なんだ…不安でたまらない
オレは一歩踏み出した
スッと心が軽くなっていく
今のキミはオレを裏切ったりしない
…そう信じてる
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俺の気持ちのほうが大きいんじゃないかって、ずっと不安だった。たとえまだ元彼を好きだとしても、気持ちは変えられないんだよ。まだ元彼を好きでも、俺は愛里を好き。
あいつが奪いにきたらって、今も不安でたまらない。
「ずっと、ずーっと俺だけを見ててくれる?」
「もちろん、当たり前!前のことは、もう思い出だよ。」
フワッと抱きしめられる。全てが嬉しかった。
愛里、どこまで俺を惑わす…んだ
愛里とまた付き合い始めたアランだけど、日本にきて、不安が募る。
あれから沢山の時間がたったよね
以前ここを訪れた時
彼女とは恋人ではなかった
まだ知り合って間もない頃
今はこんなに彼女を好きになってる
信じられないくらい
俺たちは少しずつ分かり合えた気がする
俺の世界一好きな人
太陽の光がキラキラ彼女に降り注ぐ
これから先
どんなに沢山の人に出会っても
彼女への気持ちだけは変わらない
俺に出会ってくれて
俺を選んでくれて
ありがとう
心の中では…
俺のもんだって世界中の人に言いたい
独占欲強すぎ…だってわかってるよ
俺の幸せにはキミが欠かせない
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付き合う前にも、ここを訪れたね。あれから沢山の時間がたったよね。今は、こんなに愛里のことを好き。いつのまにか、こんなに愛里のことを好きになっていたのだろうか?
やっと俺のもんだ。ずっと一緒にいような…
仕事でフランスに行かなければならなくなったんだ。愛里も一緒に連れて行く。でも、心配だから、仕事にも一緒に連れて行く。
2人で出かけた思い出の場所。付き合う前にも一緒にきたね。あの時とは違う気持ち。愛里は何とも思ってないんだろうな…
「あの時、本当は好きになってたのに、素直になれなかったんだ。あの時、ちゃんと伝えていたら…」
「あの時、私も好きになってたよ。」と、愛里が優しく微笑んだ。
愛里の笑顔に俺の胸はキュンとなった。俺の胸が鳴りだす。ドキドキ…と。俺は胸を押さえる…静まれ…俺ばっかりドキドキさせられる。
俺の胸をドキドキさせるのも、キュンとさせるのも、愛里だけだよ。愛里だけに決まってる
幸せになりたいと願えば、きっと幸せになれる
愛里と一緒にいるだけで幸せになれる
束縛が強くなったら、嫌われるかな?でもヤキモチ妬きすぎそうだ…
離れようとしても逃れられない
まるで赤い糸で繋がってるみたい
遠く遠く別世界にいると感じていた
彼との距離は案外近くて広かったのかも
彼がいるだけで世界が煌めいて
どんなことだって頑張ろうって思える
甘いトキメキと不思議な安心感に包まれて
なんだかこうしてると…すごく幸せ
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あまり一緒にいられなくても、不満なんてないよ。できるだけ一緒にいてくれるだけでも、うれしい。
優しい温度、温かい腕の温もり。
「忙しいのに、一緒にいてくれる。それだけでいいの」
「そんなかわいいことを言うなんて、愛里は可愛すぎるよ」
顔が近づいてきた。少し長めに唇に口づけた
穏やかで、甘い声が…胸いっぱいに染み渡る
どうしようドキドキが止まらないよ。そばにいるだけでドキドキする。ここには私の居場所があるんだと思えた。
振られてばかりの私。今度こそ、ちゃんとうまくいくかな?
たくさんの人がいる中で
キミと出会えたことは
すごい奇跡みたいなこと
俺…キミに出会うために生まれてきたんだ
キミに出会ってから世界が色づく
鮮やかな色が…
キミはいつだって
俺の心を見つめてくれた
キミの前ではありのままの俺でいられた
見ているだけの恋だった
あの頃よりもずっと好きになってる
好きだ…大好きだ…
ずっと一緒にいてね
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笑顔が眩しい。笑顔がかわいいよ。俺には愛里が必要なんだどうして…声を聞くだけで何も考えられなくなるんだろう…一緒にいれるだけで十分にすごいこと
どんなことがあっても、愛里を守るよ。一生愛里を大切にするよ。
約束するよ。愛里の思った通りのハッピーエンドになれるように…大丈夫だよ。俺の想いは変わらないよ。永遠に…
逃げても、どこまでも追っかけるよ