そんなに簡単に気持ちを変えられない
オレはふられたのに未練がましく…まだ…
…ホントに忘れられる日がくるのかな?

アイツとオレとどこが違うんだよ
どうしてオレじゃダメなんだよ…くやしい
好きな気持ちじゃ絶対負けない
全部好きだったんだ…大好きだったんだ

なんであんなヤツに負けるのかわからない
オレの方が…ずっと…
キミを好きになりすぎたんだ
オレにはキミしかいないから
やっぱりキミのそばにいたい

オレ…キミがいれば何もいらない
オレがやっと見つけ出した運命の人
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アランの脳内…
「他の男に持っていかれた」
「なんだ?諦めんのか?」
「しかたねぇだろ」
「だったら、もう一度ほれさせればいいだろ」
「簡単に言うなよ」
「そんなに好きな子、何度でも振り向かせればいいだろ?愛する気持ちを忘れるな」

全然会えなくて、自分を見失いそうになる。自分がどうなっちゃうかわかんなくて怖いくらいだけど、会いたい…よ



今はキミと一緒にいられれば
それだけで幸せ

キミのそばにいたいよ
離れたらもう会えなくなっちゃいそう
こんなに不安になるなんて
オレが未熟だからなのかな?

それでも…それでも…それでも…
オレはキミをどうしても離したくない

キミの太陽のような笑顔を見てると
胸がキューンってなって
幸せな気持ちでいっぱいになっちゃうんだ
このまま時間が止まっちゃえばいいのに…

このまま友達のままでいいから
ずっと一緒にいたい
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レストランで働き始めた愛里。夕食を食べに行った。まわりはカップルばかりだけど、全然気にならない。愛里の仕事が終わるのを待って、一緒に帰れるから…

駅に向かって歩く2人。愛里がそんな風に笑ってくれるのなら、いっか。隣で愛里が柔らかい表情で笑う。

胸のトキメキが治まらない。愛里の笑顔を見てるとほんわかすんだよな。あー大好き。ホント大好き

この時間が一生続けばいい…なんて、ありえないことを考えていた。俺、こんなに幸せでいいのかな?ますます独占欲強くなりそう…でも、愛里は恋人じゃない。友達なんだ。わかってるけど、誰よりも近くにいさせて……

あなたは…私には居心地がよすぎる
傷ついた心を癒してくれる

いじけてグルグル悩んでいたのが馬鹿みたい
人の優しさが心にしみる
それだけ傷ついていたんだ…

あなたのおかげで笑顔になれたよ

見慣れた景色も…
あなたが一緒にいるだけで違って見える
もう大丈夫…私は1人じゃない

恋人はみんないなくなっちゃう
そんなの…ヤダ
また一人ぼっちになりたくない
だからあなたに恋しない
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通訳をやめてから、レストランで働き始めた。やっぱり料理するのは無心になれる

アッシュが夕食を食べにきてくれて、仕事が終わるのを待ってくれて、一緒に帰った。最近心から笑えてなかったけど、自然と笑顔になれた

もしも、このまま2人で電車に乗って、降りることなく乗っていたら、一体どこにたどり着くんだろう?

でも、駅でちゃんと降りて、家についた。

今まで彼はできたけど、みんな離れていっちゃった。もう一人ぼっちになるのはイヤだから、アッシュには恋しない。だから、一緒にいてくれる…よね


あなたの優しい笑顔
私に向けられたものではなくて
他の人に向けられたもの

あなたが笑ってる
大切な友達だからこそ幸せになってほしい
あなたの幸せを願ってるよ
あなたは幸せになってね

あなたの優しさが心に染み渡り
傷心だった私を癒やしてくれた

今変われなかったらずっと変われない…ね
後悔しない為に私は決心した
私にできる精一杯のことをしよう
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気づいていたんだ。最近、アッシュが笑ってくれなくなったこと。

アッシュの通訳をしていた時、話した事のある人から連絡がきたんだ。今、アッシュの通訳をしている人とアッシュが付き合い始めたって。
そして、友達だからって、2人の邪魔をしないでほしい…って。私の存在って、邪魔なだけなの?何を信用したらいいの?

夜、2人でレストランにいると聞いて、行ってみた。そこには、笑顔のアッシュがいた。締め付けられるような胸の痛みにジッと耐え、すごくすごく悩んで出した結論。

もう、アッシュには会わない…

2人の関係は…
今までも…今も…これからも続く

俺はキミとのことを思い起こしながら
ずっとキミのことを想っていた

いつのまにか周りが気にならなくなってた
キミと過ごす時間以外全てがムダに思えた
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通訳をしている人に誘われ、一緒に夕食を食べに行った。けれど、つまんなかった。つまんなかったのは、そいつのこと好きじゃなかったから。

愛里と一緒の時は、いつでも楽しいってこと、ちゃんとわかった。

そして、愛里とのことを思い起こしながら、周りのことが気にならなくなってた。愛里とのことを思い出して、笑顔になった。愛里のことを思い出すだけで笑顔になる。

これからも、愛里との関係は続くと信じてた。

もう全然気にしてない
だからいちいち傷つかなくていい
誰と仲良くしてたって
私とは関係ない

すぐに忘れられるって思ってた
なんで忘れられなかったのかな?

でも私はあの頃とは違う
さんざん迷って夢中で歩いて
道がわかんなくても
歩いていればいつかは辿り着く
何度も道に迷ったり止まったりして
いつかは変わるかもしれないけど
私の今はここにあるんだ

変わろうとしなければ何にも変わらない
優しい自分でいられるように
今の私にしかできないことだから
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仕事の後、会おうって、アッシュから連絡がきた。相変わらず優しいね。

逢えないことの問題じゃない。気持ちの大きさの問題じゃない。そんなの関係なしに、あなたの幸せを願う…あなたには幸せになってほしいのに、私のせいで…

今変わらないと、変われない…

だから、アッシュの誘いを断った。


気が狂いそうな毎日
彼女のことを大好きだったのに
こんなことになるなんて…

オレも彼女も…もう…
前のようにはもどらないのかな?

彼女と会えなくなるなんて
行かないで…一緒にいて…
彼女がいなくなったら…もう…
彼女がいない人生なんて考えられない

友達のままでいいから離れて行かないで…
どうしても抗えない…俺だけの人
ただ彼女を好きだっただけなのに

この気の遠くなるほどの長い時間を
どう過ごしたらいいかわからない

真っ暗な世界が終わらずに続くとしたら
気が狂いそう
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何度も電話で誘ったのに、愛里は会ってくれなくなった。俺達の過ごした時間って、ホント一体なんだったんだ?これからも、ずっと一緒に思い出を作れると思ってた…信じてた。そう思っていたのは、俺だけってことか?

2人で一緒に撮った写真。写真の中には笑顔の2人。超幸せだった…頃。もうあの頃の俺達には戻れない…のか?

立ち止まってても、しょうがねーな。愛里が働くレストランへ行った。

仕事が終わり、出てきたところで声をかけた。びっくりしている。

「急にどうしたの?」
「来いよ。話があるんだ…」腕を引っ張った
「ちょ…ちょっ…」
「うるさい、黙れよ。なんで、急に会えなくなった…んだ?」
やっぱり、愛里を前にすると自分をコントロールできない。俺は愛里を離す気はないから…

口ごもる愛里。
「俺に言えないこと?」
「…もう私は大丈夫だから」
…あいつとのこと、もう大丈夫になったから、俺はもう用なし…ってこと?俺って、どんな風におもわれていたんだろう?
「また一緒にいたいと思えないってこと?」
小さな声で「う…ん」
「俺達友達だろ?友達なのに、会えないの?」
「今までも日本とフランスと離れていて、ほとんど会えなかったし…」

俺はずっと運命の出会いだとずっと思っていたんだ。俺の気持ちはずっと変わらない。簡単に手放せるわけないだろ?

「これからも、会いたい」
「ううん、私、1人で頑張る」

仕事仲間の人に声をかけられ、そのまま立ち去る愛里。

「はぁ…」こみあげてくる溜め息。俺は1人なんだって、思い知らされた。俺は何のために日本にきたんだろう?愛里と一緒にいられるってことしか頭になかった。

息のできない暗闇。終わりのない暗闇。愛里の言葉を聞いて、周りの景色も音も全てが消えて暗闇に突き落とされた気がした

私にとって彼は大事な存在だって気付いた
それはそれでいいけど…
彼女ができたら2人の関係は
あっけなく崩れた

やっぱり…男女間の友情…って…
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もう会わないと決めたのに、アッシュが会いにきた。

落ち込んだ時、泣きそうな時、いつでも私を助けてくれるあたたかい手。だけど、今、つかまれた腕が痛む。恐怖感を抱いてしまい、何も言えなくなってしまった。

冷たい声に、冷たい瞳。目の前が真っ暗になった。

だけど、また会うとは、言えない

私が彼女なら、自分の他に仲のいい子がいたらイヤだし、不安になるもの。

仕事仲間の子が声をかけてきたので、そのままアッシュを残して、立ち去った。

心の中で、あの子と幸せになってねって…

彼といるだけで癒されていく
心の中が温まって何かで包まれ
私の頬は熱くなる

もうやだ…意識しすぎて変になりそう

知らなかった…彼からの告白
でも信じない…信じられない
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アッシュの優しい声。

道路に2人の影が伸びる
突然の告白。でも、受け入れられなくて「ごめんなさい」

付き合ってる人がいることを知っていたから、信じられない。

本当は心が包まれてあたたかくなった。頭から離れないけど…信じられなかった