ホント…いつも…私…頼ってばかりで
あなたと一緒にいると和む
あなたと一緒にいると優しくなれる
あなたがいてくれたから私は頑張れた
辛いことも沢山あったけど少しも辛くなかった
幸せな時間を沢山残したいから
このまま同じことをしても変わらない…ね
今ならまだ引き返せる
きっともう会わない方がいいんだ
このままじゃだめだ
私の心の中に少しずつ芽生えていたものが
確信へと変わった
寂しくて泣くことがあっても
今はもう本当に大切なことがわかるから
もう何もできなかった後悔はしたくない
あなたとの絆は離れた場所にいても
なくならないって信じてるから
もう会えなくても大丈夫だよ
またいつか…会えるといいな
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アッシュの仕事を手伝っているつもりだったけど、邪魔してただけなんだ。
会社の偉い人?に呼び出された
「通訳は、あなたの仕事でしょう?ちゃんと通じてないって…ちゃんとフランス語の勉強したの?」
「そ…それは…ちゃんと勉強したことは…」
「他の人に変わった方が…」
頑張ってるつもりだったけど、邪魔してただけなんだ。
「そ…そんな…」
「本当にアッシュ君のこと考えてる?だいたいあなたはアッシュ君の何?」
「アッシュのお母さんと私の母が友達で…」
「母親から言われて、仕方なく…あなたが辞めれば、いいだけでは…」
今までずっと…アッシュがそばにいてくれたのに、無理させてたんだ。気づかなくてごめんなさい。本当にごめんなさい。
日も暮れてあたりは薄暗くなり始めていた。ぽつんとある街灯の下で…
私、一緒にいなければよかったのかな?と、ふと思った。心にポッカリ穴が開いたよう…だけど、こんなことはアッシュには言えない
うん…もう迷惑は…かけないよ。
1人で会社を出てきた。「いつか…またね…」
キミって…本当に…オレのこと
なんとも思ってくれてないんだね
なんだか胸騒ぎがする
キミはどうして…
ここまでオレの心をかき乱すの?
キミに会うたびに毎日ドキドキする
あれから色んなことがあったせいか
胸に色んな思いが…
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今日はネットでフランスとの会議があった。通訳は必要なかったから、愛里とは別行動。
会議が終わって、愛里を探したけど、どこにもいなかった。もう帰ったと言われた。けど、何も言わずに?なんか胸騒ぎがする
母親からの電話。面倒くさい…と思っていたのに、なかなか切れない。電話に出ると、愛里が通訳の仕事を辞めた…?
いつか愛里と一緒に暮らせたら…そんなことまで考えてしまうほど仲よくなったと思っていたのに…
心が寂しい。心臓がギュッと苦しくなる。俺…何やってんだろう?もう、わけわかんねぇ…もう何がなんだかわからなくなる
こんな形で裏切られる…なんて
瞳が悲しそうに歪む
ずっと彼女のこと好きで
でも言っても無駄で…
ふられるのわかってるのに…
それでも伝えたい
好きで…好きすぎて…
彼女には迷惑かもしんねーけど
自分が傷つくかもしんねーけど
伝えたくて仕方なくて…苦しくて…
オレは…ずっと…好きなんだよ
伝えるよ…オレは何度でも…好きって言うよ
オレがキミの全部を守るから
キミはキミのままで
オレと一緒にいればいいんだ
キミと離れる気なんかないから
オレが笑顔でいられる場所は
いつもキミの隣なんだ
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別れたばかりの愛里に、気持ちを伝えるつもりはなかった。今の関係でもいいから、一緒にいたかった。理由のはっきりした喧嘩の方がまだいい。どうして、愛里がいなくなったのかわからない。
愛里の部屋を訪れたアッシュ
「なんで、急に仕事やめたの?」
「おばさんから頼まれたからって、もう無理しなくていい…よ」
これじゃ、まるで…
「もう、ほっといてよ。アッシュには関係ないでしょ」と、涙を浮かべ…
もう…なんなんだよ。俺が悪いみたいじゃないか…ほっとけるわけないだろ
「関係あるよ。俺は愛里が好きなんだよ。じゃなかったら、大学休んでまで日本にこない」
「う…うそ…だったら、会社の人は…なんで」
ポロッと涙がこぼれ
「俺がそばにいてやるから、泣かないで…」
頭をなでた。
愛里が好きだから、愛里には笑っててほしいから…
「別れたばかりの愛里にこんなこと言うのは、つけこんでるみたいだけど、俺のことも考えてみてほしい…んだ。最初は、アイツの代わりでもいいんだ。辛い恋なんて、早く忘れちゃえばいい。」
「わ…私、嫌いじゃないよ。優しいし、一緒にいて楽しい…し」
「なら、今まで通りでいい。」
赤く染まった空…夕暮れ
最愛の人との大切な時間。これからは一瞬だって忘れたくない…って強く思った。一日一日たいせつにて、愛里に想いを伝えるように過ごそう。
これからは俺が愛里のそばにいるから。俺は絶対に愛里の手を離さないから…愛里の手を握った。何があっても、どんなことになっても、必ずそばにいるから。もう絶対に離さないよ。俺の大切な愛里
俺は愛里が幸せそうに笑ってんのが一番嬉しいんだ。だから…俺の隣で笑ってて
あなたは…いつだって…
私のこと見てくれてたんだ
ちゃんと気持ちを伝えてくれた
それなのに…私ちゃんと返せなかった
私…あなたのこと何も知らなかった
私…からかわれてるだけなのかな?
あなたにとって…
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部屋でピアノをひいていた愛里。
夕暮れに、アッシュが訪ねてきた
アッシュが無理しているんだと思っていたけど違ったみたい。好きって…あ、友達としてってことかな…今まで通りそばにいてもいいのかな
アッシュは最高の友達…だよ
「えへへ」思わず笑顔がこぼれる
好きな子のことは絶対に大切にしたいから
怖がらせたくなかった
好きだから大事にしたい
ただ…キミに嫌われるのがイヤだ
キミは見た目は天使なのに中身は小悪魔
オレを翻弄する…
キミと一緒にいたい…これからもずっと…
それだけで十分な理由
これからも少しでも笑顔でいられるように
キミには笑っていてほしいな
愛するキミへの想いを一層強めた
もし…オレの心の中が透けて見えたら
きっと…キミはあきれる
恋する気持ちには逆らえない
恋愛は止められない
叶わないとわかっていても
オレの本心は…
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愛里は、結局通訳を辞めた。一緒にいる時間がどんどん減っていく。友達ってわかってるけれど、愛里が悲しい時にそばにいることも、触れることもできないんだ。不意に涙が出そうになった。
目を閉じれば愛里のかわいい笑顔が浮かぶ。やっぱり、愛里には笑顔が一番似合う。
愛里に逢いたいよ…離れるなんてイヤだ…逢いたいよ
そんなに簡単に気持ちを変えられない
オレはふられたのに未練がましく…まだ…
…ホントに忘れられる日がくるのかな?
アイツとオレとどこが違うんだよ
どうしてオレじゃダメなんだよ…くやしい
好きな気持ちじゃ絶対負けない
全部好きだったんだ…大好きだったんだ
なんであんなヤツに負けるのかわからない
オレの方が…ずっと…
キミを好きになりすぎたんだ
オレにはキミしかいないから
やっぱりキミのそばにいたい
オレ…キミがいれば何もいらない
オレがやっと見つけ出した運命の人
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アランの脳内…
「他の男に持っていかれた」
「なんだ?諦めんのか?」
「しかたねぇだろ」
「だったら、もう一度ほれさせればいいだろ」
「簡単に言うなよ」
「そんなに好きな子、何度でも振り向かせればいいだろ?愛する気持ちを忘れるな」
全然会えなくて、自分を見失いそうになる。自分がどうなっちゃうかわかんなくて怖いくらいだけど、会いたい…よ
今はキミと一緒にいられれば
それだけで幸せ
キミのそばにいたいよ
離れたらもう会えなくなっちゃいそう
こんなに不安になるなんて
オレが未熟だからなのかな?
それでも…それでも…それでも…
オレはキミをどうしても離したくない
キミの太陽のような笑顔を見てると
胸がキューンってなって
幸せな気持ちでいっぱいになっちゃうんだ
このまま時間が止まっちゃえばいいのに…
このまま友達のままでいいから
ずっと一緒にいたい
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レストランで働き始めた愛里。夕食を食べに行った。まわりはカップルばかりだけど、全然気にならない。愛里の仕事が終わるのを待って、一緒に帰れるから…
駅に向かって歩く2人。愛里がそんな風に笑ってくれるのなら、いっか。隣で愛里が柔らかい表情で笑う。
胸のトキメキが治まらない。愛里の笑顔を見てるとほんわかすんだよな。あー大好き。ホント大好き
この時間が一生続けばいい…なんて、ありえないことを考えていた。俺、こんなに幸せでいいのかな?ますます独占欲強くなりそう…でも、愛里は恋人じゃない。友達なんだ。わかってるけど、誰よりも近くにいさせて……
あなたは…私には居心地がよすぎる
傷ついた心を癒してくれる
いじけてグルグル悩んでいたのが馬鹿みたい
人の優しさが心にしみる
それだけ傷ついていたんだ…
あなたのおかげで笑顔になれたよ
見慣れた景色も…
あなたが一緒にいるだけで違って見える
もう大丈夫…私は1人じゃない
恋人はみんないなくなっちゃう
そんなの…ヤダ
また一人ぼっちになりたくない
だからあなたに恋しない
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通訳をやめてから、レストランで働き始めた。やっぱり料理するのは無心になれる
アッシュが夕食を食べにきてくれて、仕事が終わるのを待ってくれて、一緒に帰った。最近心から笑えてなかったけど、自然と笑顔になれた
もしも、このまま2人で電車に乗って、降りることなく乗っていたら、一体どこにたどり着くんだろう?
でも、駅でちゃんと降りて、家についた。
今まで彼はできたけど、みんな離れていっちゃった。もう一人ぼっちになるのはイヤだから、アッシュには恋しない。だから、一緒にいてくれる…よね
あなたの優しい笑顔
私に向けられたものではなくて
他の人に向けられたもの
あなたが笑ってる
大切な友達だからこそ幸せになってほしい
あなたの幸せを願ってるよ
あなたは幸せになってね
あなたの優しさが心に染み渡り
傷心だった私を癒やしてくれた
今変われなかったらずっと変われない…ね
後悔しない為に私は決心した
私にできる精一杯のことをしよう
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気づいていたんだ。最近、アッシュが笑ってくれなくなったこと。
アッシュの通訳をしていた時、話した事のある人から連絡がきたんだ。今、アッシュの通訳をしている人とアッシュが付き合い始めたって。
そして、友達だからって、2人の邪魔をしないでほしい…って。私の存在って、邪魔なだけなの?何を信用したらいいの?
夜、2人でレストランにいると聞いて、行ってみた。そこには、笑顔のアッシュがいた。締め付けられるような胸の痛みにジッと耐え、すごくすごく悩んで出した結論。
もう、アッシュには会わない…