「りと、やめなよ。
その子、怖がってる。」




そうなんです!



わたしイケメン恐怖症なんです!



って……



誰!?




りと先輩の声でもないし、自分の声でもない。



後ろにしていた顔をわたしは前に向けた。




「!?」



わたしは思わず唾をのんだ。