「は、はぁぁ!?
最初から、りと先輩がやってくれれば
よかったじゃないですかぁ!」


「うっわ!鬼だわ!鬼!」


「ちょ!ぶっとばすッ!!!!」




私たちは、花火セットを散らばして
まるで子供のように走り回った。



その時間は楽しくて楽しくて
辛いことなんか、忘れられた。





それは、りと先輩のおかげ。