「優しいんですね。りと先輩は」


「え?なに、聞こえない。
うっわ!散りやがった!クッソォ!」



ほら、そうやって………誤魔化す。


りと先輩のほうが辛いくせに。



「まるも!次は爆弾花火!
準備して!」


「え?」


無邪気に、目を三日月にして
笑うりと先輩。


「ほら!早くしろ!」


「い、いえっさー!」