「ねえねえ聞いて聞いて、それでねっ!」
あのあと、無事学校につき、(もちろん水野くんは一緒に登校してくれなかったけど)今日は大きな収穫があります!
「水野くんが、おはようって言ったんだ!」
そして今わたしはこうして親友であるりっちゃんに興奮気味に話している
「えーっ、すごい!やるじゃん苺々華!水野くんも血の通った人間だったんだね!」
「なにそれなにそれ!水野くんは人間中の人間ですぅ〜!ほんっとに凄く嬉しい!」
「おめでとう、苺々華。」
さっきまで冗談ばっかりだったりっちゃんがいきなり、優しい声色でそんな言葉を言うから、なんだか涙が浮かんだ。