…なんなの

腕引っ張られるし、階段から落ちかけると思ったら抱き締められたし、泣いてるし……

わかんねーよ


柊「…落ち着いた?」

亜「っ、ごめ、柊雅、ごめ…」

柊「…ん、謝んなくていいから」

亜「…別れたくない…柊雅が好き」

柊「……え?」

亜「こんな大好きなのに記憶なくなるし、大嫌いって言っちゃうし、でも、好き」

柊「……え?待って亜梨紗俺のことわかってる?」

亜「うんっ…さっき階段から落ちかけて思い出した…ごめんね、柊雅」

柊「…んだそれ、…でもよかった」


思い切り亜梨紗を抱き締めた

柊「…やっと触れる」

亜「あ、あとね、記憶なくなっても柊雅に惚れたの。何回記憶なくなっても、柊雅が好きです」

柊「……ずるいわ、マジで。」