やったーーー!あいりさんと初デートだ


嬉しいなぁ〜。手繋ぎたいなって俺は女子かよ?!



「蓮くん」



「あ、はい。なんすか?」



「なんか欲しい物ある?」



「んー、ないっすね」


俺、基本欲しい物とかないんだよなぁ



「そっか」



「それより、どこ行くんすか?」



「着いてからのお楽しみ!」



「えー、教えてくださいよ」



「だーめ」



「あいりさんの(○`З´○)-зケチンボ」



「あは。なにそれー。可愛い」



「あ!また可愛いって言った!次から可愛いって言う度にキスしますからね」



「え//////////」



「え、ちょ、そんな照れないでくださいよ」



「だって、蓮くんがー」



「あいりさんって純粋ですよね」



「蓮くんが変態なだけ!」



「うっわー、俺傷つくなぁ」



「えぇ?!蓮くんごめんね?」



すごい必死だしw


「いいっすよ」



「もう!本当に傷ついたと思ったのに」



「あはは。すいません」



「あ、ついたよ」



「ここどこっすか?」



「いいからいくよー」



「え、ちょ待ってください!」



「早くー」



「捕まえた」



「蓮くん?海で遊んでるんじゃないんだから捕まえたって」



「あ/////」



「やっぱり、天然だよねw」



「天然じゃないっす」



「あはは。否定してるー」



「そりゃするっしょ!」


すごい笑われてる。


「あ、これ蓮くんに似合うと思う!」



「え?」


ってメガネ?俺、目良いのに


「あ、ダテメだよ?」


え、心の中見透かされてる?


「蓮くんの考えてること、わかるんでw」



「怖いなぁw」


「だから、蓮くんが不安になってもわかるんだから!だから、ちゃんとお姉さんに言いなさいよー」



1歳違うだけでお姉さんか。
結局、弟にしかなれないの?


「ほらまた、泣きそうな顔するー」



「だって、お姉さんって………俺は弟じゃないんです」



「知ってるよ?」



じゃあ、なんでお姉さんとか言うんだよ
あいりさんはやっぱり、俺のことわかってないよ。



「あいりの彼氏でしょ?((にこ」



「…………はい!」



あー、やっぱり、あいりさんには勝てないな



「蓮くんのことは大抵、わかるんだから」



「やっぱり、心の中見透かされてます?」



「ううん。蓮くんは顔に出るの」



「え」



「さっきだって凄い泣きそうな顔になってたしね」



「……………恥ずかし」



「あいり、蓮くんのそういうところ好きだよー?」



「え///// いきなり爆弾発言しないでくださいよー!」



「してないよー?」



「もう。抱きしめてもいいですか?」



「え、やだ」


「え」



「ここ、お店だよ?お家でしてください」



「あ、はい。すいません」



「わかればよろしい」



「あー、またお姉さんの言葉遣い!」



「ごめんごめん。てかこれ似合ってるよ」



「え、あぁ、ありがとうございます」



「じゃ、これ買ってくるね」



「あ、はい」



けど、俺なんかの為にお金なんて使わなくてもいいのに。