青春✩

愛里が動くでしょ？

あー、朝になっちゃった。いつもなら大和と蓮くんと私の3人で学校行くんだけど....大和はひなと行くよね？



ってことは、蓮くんと2人っきり....
ってことは、気まずい＝1人でいく


よし！遅刻して行こう！



あ、私の親はそこまでうるさくないから遅刻して行っても問題なっしんぐ♪



｢何時間目から行こうかな｣



｢遅刻して行くんですか？｣



｢そそー｣



って誰？！怖い！恐る恐る後ろを振り返ると



｢蓮くん？！｣



｢あはは。反応が面白いですね｣



なんでここに蓮くんがいるの？
大和は勝手に入ってくるけど
蓮くんはいつもインターホン押してたよね？



｢勝手に入ってすいません｣



｢あ、いいよ｣



｢あいりさんが来ないので心配になって｣



｢え｣



｢いつも一緒に行ってたのにいきなり来なくなるとかビックリしますよ！｣



｢ごめん...ね？｣



なんでこんなに普通なの？やっぱり嫌いになったんだよね(´-д-｀)



｢そんな、悲しそうな顔しないでください｣



｢あぁ、ごめんね｣



｢謝らないでください。行きましょう？｣



｢いや、遅刻して行くから｣



｢何でですか？｣



ここはなんて言うべき？
蓮くんと行きづらい？それとも蓮くんと行きたくない？

んーーー、わかんない！



｢あいりさん？｣



｢......その呼び方、嫌い｣



｢え？｣



えーーーー？！今なんっつた？
その呼び方嫌いって言ったよね？！


何言ってんの？！バカじゃねぇの！
自分で自分を殴りたい......



｢なんで嫌いなんですか？｣



｢昔はあいりちゃんって言ってくれたじゃん！｣



｢ああ。ちゃん付けって気持ち悪いかなって思ったので｣



｢さんとか他人行儀じゃん！｣


あーあ、何言ってんのかな。本当にバカだわ。いや、もー死にたいレベルだよ



｢じゃあ、なんて呼べばいいんですか？｣



｢もう、なんでもいいよ。早く出てって｣



｢よくありません！遅刻します！早く行きましょう｣



｢やだ｣



｢やだじゃありません。行きますよ｣



｢勝手に行けばいいじゃん。私は遅刻して行くの！｣



あー、我ながらなんてワガママな子なんだろう。



｢なんで｣



｢え？｣



｢なんでそんなに可愛いんですか？！｣



はい？何言ってるの。蓮くん、頭打ったんじゃないの？



｢可愛くないから｣



｢十分可愛いですから｣


ほら、なんで敬語なの。ひなにはタメのくせに。


蓮くんって何にもわかってないよね


｢もう、行って｣



｢嫌です。あいりさんを置いていけません｣



｢私、子供じゃないんだけど？｣



｢もう、白状します。俺があいりさんと行きたいだけなんです｣


｢え｣


｢バカな理由でしょ？｣



バカじゃないよ。なんでそんなに嬉しいこと言ってくれるの？



｢ううん。全然｣



｢あいりさんがそこまで遅刻して行きたいなら俺も遅刻します｣



｢蓮くんは優等生だから、ダメだよ｣



｢じゃあ、今から行きましょ♪｣


なるほどね。私を遅刻させないための作戦ね



｢嫌です♪｣



｢なんでですか♪｣



｢1人でいってらっしゃい｣



｢嫌です｣



｢ならお引き取りください｣



｢それも嫌です｣



｢私は行きたくないの。1人で行きたいの｣



｢けど、無理です。あいりさんは俺と行く運命なんです｣



｢大和に怒られるわよ｣



｢何でですか？｣



｢生徒会長だもん｣



｢ああ、そういえばそうでしたね｣



忘れてたんかい



｢なんしか、学校に行きなさい｣



｢嫌です！｣



頑固だな。仕方ない。



｢ねぇねぇ、蓮くん｣



｢何ですか？｣



｢いちごみるく買ってあげるから1人で学校に行ってくれない꒰⑅•ᴗ•⑅꒱｣



｢っうー。いちごみるくを使うなんて卑怯ですよ｣



｢卑怯で結構ですけど？｣


そうでもしないと泣きそう



｢また苦しい顔だ｣



｢誰がそんな顔にさせてるんですか？｣



｢蓮くんだよ｣



っあ！何やってんのよ


｢え？｣



｢って冗談に決まってるじゃん｣



｢嘘だ｣



｢え？｣



｢嘘ついてますよね？｣




｢本当は俺がそんな顔にさせてるんですよね？｣


なんでわかるの？




｢違うよ｣



｢違わない｣



｢なんで言い切るの？｣



｢だって......｣



｢だって？｣




｢嘘つく時、あいりさんも首触るんですよ｣



｢え｣



｢俺は触ってるなんて知らなかったっすけどあいりさんは子供の時から嘘つく時は首触るんですよ｣



｢蓮くんだって、子供の時から嘘つく時は首触ってたよ！｣



｢同じ癖があるとか嬉しいっす｣



｢え？｣


なんで嬉しいの？



｢俺はずっとあいりさんの事好きっすよ｣



｢な.....んで｣



｢え？！あいりさん、なんで泣くんすか｣



｢ごめ...ん。うれし...くて｣



｢何でですか？｣



｢だって、蓮くんの事...好きだって気付いたもん｣



あ、言っちゃったよー
恥ずかしいな。




｢え？！初耳っすよ｣



｢初めて言ったもん｣



｢///////////////うっわー！どうしよう｣



｢蓮くんってほんとに可愛いよね｣



｢あいりさんの方が可愛いっすから｣



｢///////蓮くんのバカ｣



｢あはは。照れてる~｣



｢もう｣



｢あいりさん、俺と付き合ってください｣



｢はい｣




｢ところで、もう2時間目始まってますけどどうします？｣



｢あ、行かないと｣



｢あいりさん、今日はこのままサボっちゃいましょうよ。それで俺と....｣



｢あ、無理。行くから！じゃあね｣




｢あ！あいりさん！待ってください｣



ごめんね。これ以上一緒にいたら
倒れそうだから先に行くね