昔からどうしてもスカートが苦手だった。
中学の頃も初めはセーラー服を着ていたが
途中から懇願して学ランに変えてもらったくらいだ。
というわけで高校生になってからもズボンだが…
やっぱりスカートが羨ましく感じることもある。
少し悲しい。
亜理紗をチラッと見る。
亜理紗はとても可愛らしい女の子だった。
あたしとは大違いだ
「樹もスカートはいてみれば?
似合うと思うけど」
そんな亜理紗の言葉に力なく笑って反応する。
あぁ、せめて名前だけでも女の子っぽければ…
クラスの生徒がほとんど集まった頃
担任らしき先生が入ってきた。
「皆指定の席に着けー、点呼を取るぞ」
新しい友人と話す彼らはぞろぞろと席に着く。
先生が次々と点呼を取る。
とりあえず、新しい生活が始まるんだ
高校では割とできることも増えるわけだし…
少しぐらい花のJKっていうものを味わってみたい。
…と、そんなことを想っていた矢先
ガラガラガラッ
「遅れてすみません!」
教室に飛び込んできたのは割とかっこいい類に入る男子と
男子用制服を着た女の子だった。
中学の頃も初めはセーラー服を着ていたが
途中から懇願して学ランに変えてもらったくらいだ。
というわけで高校生になってからもズボンだが…
やっぱりスカートが羨ましく感じることもある。
少し悲しい。
亜理紗をチラッと見る。
亜理紗はとても可愛らしい女の子だった。
あたしとは大違いだ
「樹もスカートはいてみれば?
似合うと思うけど」
そんな亜理紗の言葉に力なく笑って反応する。
あぁ、せめて名前だけでも女の子っぽければ…
クラスの生徒がほとんど集まった頃
担任らしき先生が入ってきた。
「皆指定の席に着けー、点呼を取るぞ」
新しい友人と話す彼らはぞろぞろと席に着く。
先生が次々と点呼を取る。
とりあえず、新しい生活が始まるんだ
高校では割とできることも増えるわけだし…
少しぐらい花のJKっていうものを味わってみたい。
…と、そんなことを想っていた矢先
ガラガラガラッ
「遅れてすみません!」
教室に飛び込んできたのは割とかっこいい類に入る男子と
男子用制服を着た女の子だった。