ゴッ



そのボールは拓哉の顎にぶつかり拓哉はしゃがみ込んだ。




「大丈夫か!?拓哉!!」




赤くなってはいるが…。



「大丈夫だよ!!心配しないで!!」



そう言い、拓哉は立ち上がった。



キャッチボールが終わる頃、
拓哉の顎は痣のように
紫っぽく変色していた。



よくあるケガだと
俺は安心し胸を撫で下ろした。