お前バカかっ!!!!

俺死ぬ!!!


いや、もう

死ねよ!!

うん、やばいっ!

「~~~~っ!」

バッと離して

その場にしゃがみ込む。

「やべっ、俺今、顔真っ赤だ」

手を口に当てて

顔の赤さを

隠すようにする。

なぁーに、やってるんだろうか。

チラ見すると

「………ニタァ」

いじめたくなる。

「あっれぇ~?顔真っ赤だよ~??」

「へっ」

「ねつでもあるのかなぁー?」

なんて言って

おでことおでこをくっつけて

にやにや笑う。

上目遣いで

俺を見てくるあいつに

少し、余裕がなくなって

この先、生きて行けるんだろうか。なんて

「あるのかな?」

なんて、

ちょっと可愛い声で言ってみた。

我ながら、かなりキモい。

「なぁ、聞いて……んっ」

んっ?!

今……っ

いや、

今もっ…………!

キスされてる!!!??

やばいやばいって

止まんね、


そしてあいつの

頭?後頭部?を抑えて


逆キスをする。

お返し。

「かいっ……ちょ、う……?」

「お前が悪いからな。

その誘いにのってあげただけだ。

あ、あと

“会長”って呼んだら、お前からキス、または、俺からキスな」

なんて、余裕もないくせに

格好つけてんじゃねーよー!

ばぁーーーーかぁーーー!