「へぇ?そんなこと言っちゃって、いいんだぁ?」
「へ!?」
いや、別に……
不機嫌にさせるようなこと、私したかな!?
でも!!
「かいちょ……」
バンッ
と私が言いかけた瞬間、
生徒会室のドアが一気に開いた。
「あー、ラブラブ中になんかごめん」
と言う、第一の生徒会長。
なぜか……
第一と第二があるんです……。
副会長は一人だけですけども。
「栗崎先輩!!ラブラブなんて!」
栗崎先輩は、高校2年生。
栗崎 雄大―Kurisaki yuudai―
いつもニコニコしてて、キラキラオーラが醸し出している。
説明苦手なんで……。
私、栗崎先輩みたいな人なら、パシリされてもいい!!
なんて…いつも思うこと。
だけど、栗崎先輩…成中先輩のこと好きそうだしな。
成中先輩とは、副会長。
成中 茉侑―Nanaka Mayuu―
ガラガラッ
「ねぇ、雄大。こっちやろう?」
と成中先輩登場。
「お、おぅ!」
栗崎先輩…超照れてる。
「じゃ、じゃあ!私達、コンビニ行ってくるんで!生徒会室使っていーですよっ!!
行きますよ!会長!!」
「「ありがとう」」
とハモらせる。