「ねぇねぇ、瀬戸くん…「きゃぁぁぁ!!」

ビクッ

え、なになに?!

と思ってると、

「突っ立てないで早くどけてよ!イケメン君見れないじゃない!」

と言われました。

もっといい言い方あるじゃんか!!

いいもんっ!

私先行ってるんだから!

と思いながら教室に入る。

黒板に自分の席を書いてある紙発見!

「うーんっと、あった!」

三嶋だから、結構後ろだね。

廊下から二行目の後ろから三番目になった。

うわ、隣の人男の子だ。

てか、ん?

これって…誕生日順?!

え、古くない!?

え、新しいの?!

だから、隣男子なのかな?

いやいや思いながらも、自分の席へ行く。

(……うわぁ…超見られてる……)

初日から目付けられるなんて、嫌だなぁ。

なんて思ってると、

ゾロゾロゾロッ

「?」

思わずキョトンとしてしまう。

男子数名が

私の席を囲む。

「いきなりだけど、名前何?」

「ちょー、可愛いじゃん!彼氏は?」

「いやー、こんな可愛い子見たことない!」

なんて、急に言ってくる。

なんなん、なん、なんですか?!

「あ、いや、あの、」

「うっわぁ!声も超可愛いじゃん!」

あのねー!

私がしゃべろうとしているのですよ!