キーンコーンカーンコーン


「「起立、礼、ありがとうございました」」



ガタガタ



うるさいな......けど、ねむいから知らない




バチーン!




「痛!」



「早く起きなさい!」



「折角寝てたのに...」



「もう!次は理科で実験室に行くのよ?!」



「そんなの聞いてない」




「さっさと用意して」



「へーい」

もう!叩かなくてもいいじゃん。


「ねぇねぇ!君さ美香ちゃんだよね?」



「.....そうですけど」



「ちょっと来てくれないかな?」



「はい」


なんだろ。怒られるようなことしたかな?



「ずっと前から好きでした!付き合ってください」



「っへ?」



「え、だから、付き合ってください」



「え、喋ったことありましたっけ?」


「えーと、その、喋ったことは無いんだけど君の笑顔が素敵で。一目惚れです!」



「...ありがとうございます///// けど私、今は付き合う気ないので」



「そうですか....じゃあ友達になってもらってもいいですか?」



「はい。もちろんです」



「ありがとうございます。じゃあお互い敬語なしで」



「はい」



「えっと、僕は柊って言うんだ。柊って呼んで?」



「うん。じゃ、私のことは美香で」



「じゃあね、美香!」



「うん、バイバーイ」