紫音は22歳で旅立った。







朝起きたらおはようって笑う優しい君。


3人並んで

一緒に歯磨きしたね。


誰がいちばん綺麗に磨けるかな?って。


いつもすみれを誉めてあげてくれたね。


時には温かく叱ってくれたね。




おはよう。

おはよう。




行ってきます。

行ってらっしゃい。



ただいま。

おかえり。




おやすみ。

おやすみ。






毎日繰り返すあいさつ。


それがどんな幸せなことか。



紫音。

あなたがいたから

私は幸せでした。