思い出した。


紫音が幼稚園で倒れたときだ。



死なないって先生に言い聞かされても

なぜだかいなくなりそうで


それが嫌だったの。










「…いかないで 紫音。」





私は訳が分からないまま

紫音のもとへ走った。