「え?そうそう……昼休み、場所は屋上。待ってるよ。岸野洸。」


電話を切って返してくれたユウト。


「洸とタイマンなんて何考えてんの?」



「そろそろケリ付けないとね。」



「なんの?」



「男同士の。那月は知らなくていいのー。」



上手い具合にはぐらかされた。


洸とタイマンなんて……どうなっても知らないからね。


洸は強いんだから。


そしてついに昼休み。


那月も着いてきて?と言われてユウトと翔と3人で屋上で洸を待っている。


「あっ、逃げずに来たんだぁ」


「当たり前だろ。豹。」


慶と一緒に洸が来た。