「せっかく会いに来てやったのに反応薄くね?」


「別に……」


いや、君が居ると色々ややこしくなる事があるからさ。


出来れば洸が限界を迎える前に帰って欲しい。


「おい豹、帰れ。」


ほら、大魔王様がお怒りだから。


「てか、ユウトって喧嘩出来たの?」


「お前守れるように強い男になったんだ!」



「「……………」」



ピキッと、倉庫の空気が固まった。



あちゃー……


ほらね?こいつ、昔から空気読めないんだよ。


周りの気持ちに鈍感なわけよ。


自分が良いと思ったら周りなんて御構い無しにやらかすわけよ。


今みたいに。


どう見ても私と洸が付き合ってるって分かってるくせに。


この爆弾発言。