「全く。38度も熱があるのに自覚症状がないとか有り得ないからね。那月。」


「は、はい……」


慶さん……目が笑ってません。


「ちなみに俺は指示を出しただけで、やったのは全部洸だから。
頑張ってたからご褒美でもあげてあげな?」


「うん」


「じゃ、俺は帰るからまたね。」


「バイバーイ」


洸の寝てる部屋に戻って、寝ている洸の頬にキスを落とす。


「ありがとう。洸。」


起きたらたくさん甘えさせてあげようと決めた私だった。