「ランちゃ〜ん、一緒に抜けよ?」 うざい。 「ホテル行こう」 心の底からうざい。 「え〜、ごめん!今日アレの日だから無理なの」 満面の笑みを貼り付けながら、馴れ馴れしく肩を組んでくる男に応える。 「あ、そーなんだー」 あからさまに面倒そうな顔をしながら、すぐに私から目を逸らして次の獲物を狙おうとする男。 胸糞悪い。