「もー!健太ー…プリン、冷蔵庫に
入ってたよ?」





健太にプリンを渡すと幸せオーラが
ふわわ〜んって感じで部屋に満ちてくる






なんか、健太が………可愛いっっ!





子犬みたいな顔をしてニコニコしている
顔を見ると私も幸せになれそう…




「か、可愛い………。」






ポロリと私の口からこぼれた言葉は
しっかりと健太の耳に届いていて…




「んぁ?何言ってんだよ、意外に
奈々って馬鹿じゃねーの」





カッチーン




さっきまでの私を殴りたい!
健太を可愛いと思うなんて!