椅子に座るように、あたしは亮の膝。
亮の下にあの手作りレジャーシート。
射してくる光が綺麗で、言葉を失う。

「これなら、良いだろ?」
「……でも、ちょっと恥ずかしい。」
「良いじゃん、二人だけなんだし。」

そう言って後ろから抱き締めてくれる。
温かい体温が落ち着かせてくれる。

「千尋?俺、絶対見捨てないから。」
「・・・・・・・・・・・うん。」

撫でられる頭に優しいキス。
亮が、愛しい。
そう思えるようになれた。
憧れじゃなくて、愛情。
素敵だね、亮。

「いつだって、守るから。」
「……うん。」

大好きだよ、亮。